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脚の静脈に謎のボコボコが…立ち仕事やマラソンに注意「下肢静脈瘤」とは

 40代を超すと「病気」の話題も増えてくる。だが、三大成人病などメジャーな病気に注意していても、耳慣れないマイナーな病気に足元を掬われてしまうことも……。そこで「本当は怖い中年の病気」と題して、真の意味で中年が要注意な病気について紹介していく。  第一回は「下肢静脈瘤」。この病気、ご存じだろうか? 下肢静脈瘤

耳慣れない「下肢静脈瘤」とは?

 脚の静脈の弁が壊れて、血液が逆流してしまう病気。それが下肢静脈瘤だ。良性疾患であり、たちどころに命に関わる病気ではない。しかし、この病気に詳しい北青山Dクリニックの阿保義久院長は、「油断して放置すると大変なことになる」と警鐘を鳴らす。 「加齢とともに発症しやすくなる下肢静脈瘤ですが、一度発症すると基本的に自然に回復することはない。そして、放置するほど他の病気の引き金となるのです」(阿保院長、以下同)  下肢静脈瘤を発症すると、主に太ももやふくらはぎの静脈がぼこぼこと浮き上がってくる。 「見た目が良くないので、女性の方は割と早期に医者にかかるケースが多いのですが、男性は放置する傾向があります。しかし、重篤化すると潰瘍化してひどい痛みを伴ったり、血栓になりやすくなるという報告があります」  そして、稀ではあるが最悪死に至ることも。 「下肢静脈瘤になると、静脈に負担がかかり血のかたまりができやすくなる。この血栓が肺などに詰まると、いわゆるエコノミークラス症候群のリスクが高まり、突然死を招く恐れがあります。決して放置してはいけません」
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下肢静脈瘤になりやすい特徴とは?
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