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元AKB・西野未姫だけじゃない! グループ卒業後にブレイクしたアイドルたち

満島ひかり:実は元Folder! 女優転身組の代表選手

 グループを卒業し、女優に転身したアイドルは枚挙にいとまがないが、なかでも満島ひかりは、とりわけ成功した例と言えるだろう。デビュー時の彼女は、次世代を担うと期待されたFolderというアイドルグループに所属していた。  女優として本格的に活動を始めてからは、不遇の時期もあったが、園子温監督の映画『愛のむきだし』に出演し、その演技で数々の映画賞を獲得したことで一気にブレイク。次から次へと話題作の映画に出演し、日本映画界になくてはならない存在となった。  現在、トップアーティストとして活躍している三浦大知もFolder仲間のため、満島とは今でも親交があるという。2018年に行われた三浦の全国ツアーでは、満島がステージにサプライズで登場、18年ぶりに共演を果たした。
愛のむきだし

『愛のむきだし』への出演が話題となった満島。アイドルだったとは思えない衝撃的な演技にもチャレンジし、女優としてステップアップを果たした。(『愛のむきだし』アミューズソフトエンタテインメント)

川栄李奈:朝ドラ出演をきっかけに女優として飛躍

 女優に転向したアイドルたちのなかで、存在感を増してきているのが川栄李奈だ。AKB48に在籍していた当時から人気メンバーだったが、卒業後に演技の世界に舞台を移してからのほうが、輝きが増しているのは間違いない。  2015年にグループを卒業した川栄は、翌年に放送されたNHKの連続テレビ小説『とと姉ちゃん』への出演をきっかけに、立て続けに映画やドラマへキャスティングされるように。2018年には、『恋のしずく』で映画初主演も経験した。  2019年に入ってからも、『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)や、『いだてん~東京オリムピック噺~』(NHK)といった話題作に起用されている川栄。その、女優として衰え知らずの勢いは、これからも加速していくことだろう。

市來玲奈:アイドルから日テレ看板アナウンサーへ

 乃木坂46の元メンバーという経歴を持つ市來玲奈は、日本テレビのアナウンサーという、前述のタレントたちとは毛色の違う場所で大活躍を見せている。  1期生としてグループに加入した市來。在籍時は選抜メンバーに選ばれるなど、まずまずの活躍を見せていたが、卒業後にアナウンサーになった現在の活躍のほうが、目を見張るものがある。  2018年4月に日本テレビに入社した市來は、同年10月にはなんと、『行列のできる法律相談所』のアシスタントにさっそく抜擢されたのだ。彼女はまた、『news zero』にも起用されており、看板アナへの階段を順調に上っているといえよう。
行列のできる法律相談所

アイドルからアナウンサーへと転身した市來。看板番組に続々と起用され、女子アナとしてめざましい活躍を見せている。(『行列のできる法律相談所』公式サイトより)

 ――バラエティ番組で体を張ったり、映画で強烈な演技を見せたりと、各々方向性は違うが、とても元アイドルだったとは思えないような活躍を見せている彼女たち。更なる変化は見られるのか? 今後の活躍から目が離せない。<文/後藤拓也(A4studio)>
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