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リアルナンパアカデミー、性的暴行でまた逮捕者。スーパーフリーの手口とそっくり

 女性の口説き方を教えるナンパ塾「リアルナンパアカデミー」のナンバー2の男(37歳)らが、3月4日までに大阪府警に準強制性交容疑で逮捕された。容疑者は2017年9月、大阪ミナミのクラブで声を掛けた20代女性を自宅マンションに連れ込み、泥酔状態のところ性的暴行を加えたとされる。


「リアルナンパアカデミー」は、昨年5月以降、すでに塾生6人と代表の渡部泰介が準強制性交等容疑で逮捕され、公判中だ。今回さらに2人が逮捕された。最初にこの事件をニュースで見たとき、塾の代表はある程度、年齢が上だろうと思った。手口が2004年に起きた「スーパーフリー事件」に酷似していたからだ。

 案の定、リアルナンパアカデミー代表の渡部泰介被告(42歳)と、スーパーフリー事件の主犯・和田真一郎氏(44歳、刑期を終えて出所)は、同世代である。 

スーパーフリーの当時聞いた話とそっくり


 スーパーフリー事件とは2004年に発覚した、早稲田大学のイベントサークル「スーパーフリー」が1998年から常習的に起こしていた大規模な集団輪姦事件である。スーパーフリーには早稲田大学以外にも東京大学、慶應義塾大学、法政大学、学習院大学、日本大学といった首都圏の大学の学生らが100人近く加入しており、そのうちの14人が準強姦罪で実刑判決を受けた。

 この事件が発覚する数年前、筆者は他のイベントサークルの飲み会やクラブイベントに顔を出していた。事件の主格犯でありサークル代表者の男があまりにも年上過ぎたため、一度も関わることはなかったが、もちろんスーパーフリーの存在は知っていた。

 そしてリアルナンパアカデミーの「アルコール度数の高い酒を女性に無理矢理飲ませて」、「合意があったかのように証拠写真を残す」、さらにマニュアルに書かれている「ぎらつく(欲情する)」という言葉など……すべてスーパーフリー事件当時に聞いた話なのだ。

バーカウンターに座る大人の女性

写真はイメージです(以下同じ)

 今回の容疑者たちも、絶対に事件のことを知っている世代なのに、なぜその手口が通用すると思ったのか。まぁ、容疑者を見る限り、ニュースを見てなさそうな風貌ではあるけれど。

 実際、リアルナンパアカデミーの被害女性のひとりが、同アカデミーと元スーパーフリー幹部とのつながりを証言している(東京スポーツ、2019年2月20日)。彼女をリアルナンパアカデミーの加害男性に紹介したのが、元スーパーフリー幹部だったというのだ。元幹部は出所後に名前を変えて女性を斡旋しており、渡部塾長ともグルだ――と彼女は話している。

 なんにせよ、現在よりも性犯罪に対して処罰がゆるかった10年以上前の犯罪と、同じ手口でやっているという点は、悪質であると同時に何かがヌケているとしか思えない。

お酒
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時代錯誤な“オッサンナンパ師”たち

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