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グラドル暴行で逮捕者が出た“ナンパセミナー”の、鬼畜すぎる指導内容

 “ナンパ師”が主宰する「リアルナンパアカデミー」のセミナー受講生2人が、去年7月に新宿区内のマンションで女性に酒を飲ませて暴行したとして準強制性交容疑で、5月9日に逮捕された。容疑者の1人は東京メトロ社員だった。容疑を認め、東京メトロの広報部からも捜査に協力する旨が出された。もう一方の容疑者は「同意の上だった」と否認している。とはいえ、注目されるのはその手口だ。  場所はセミナーが管理するマンション、“ハウス”と呼ばれる連れ込み部屋。ウォッカなどアルコール度数の高い酒で酩酊状態にさせ、抵抗できないようにしていたと報道されている。  警視庁新宿署は「捜査で何か出てくれば、(リアルナンパアカデミーの)取り締まりも視野に入れる」と話す。そこで、リアルナンパアカデミーのホームページをのぞいてみると、「ナンパで確実に結果を出せるノウハウを提供します」と謳われている。では、どのような指導が行われていたのだろうか?
ナンパ

画像は、「リアルナンパアカデミー」のホームページより

逮捕者が出たナンパセミナーの指導内容とは?

 男性であれば、女性からモテたいと考えるのは当然。しかし、相手の合意なしに無理やり性行為に及ぶのはたんなる犯罪である。だが、合意があったとしてもリスクがあることを主催者はブログ中の「ナンパに関する法律」においてふれていた。
<例え女の子と合意の上でのセックスでも逮捕される時は簡単に逮捕されてしまいます>
<和姦であっても女の子が嘘をついて被害届を出して、それによって逮捕されることが起こりえます>
 そのため「違法行為をしていない証拠を残す」ことが重要だと書かれている。主催者はTwitterでも「RNAでは必ず和姦の証拠を残すように指導」「証拠を預かっている」とコメント(RNA=リアルナンパアカデミー)。今回の事件は想定内だったのだろうか。  その“証拠”だが、ブログでは女性との会話を録音、行動を録画しておくことが推奨されていた。  ナンパ教材のDVDサンプルには、実際に路上で女性に声をかけるところから、連絡先の交換、ハメ撮りする動画まで見受けられる。今回もマンションでのハメ撮り動画を撮影おり、主催者を直撃取材した日刊ゲンダイの記者にその動画を見せているのである(5月11日、日刊ゲンダイデジタル)。  また主催者は、現時点での法律的な正当性にかんしても言及している。  とはいえ、7月から東京都の迷惑防止条例の改正で室内での撮影が盗撮として違法になることにふれ、
<ぎらつく場所に入ったらまずは最初から最後まで録音をする、女がハメ撮りを認識してると分かるようにハメ撮りをする、「通常衣服で隠されている下着又は身体」に該当しない部分を映して和姦のシーンを撮影する、などの対応になりますね。挿入OKの言質も重要>
 との見解を示した。
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“ぎらつく”という言葉の意味…
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