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発達障害と診断を受けた人々…その後の生き方は?



発達障害でも気づくタイミングはまちまち


発達障害

※写真はイメージです

山尾:発達障害でも気づくタイミングはまちまちですよね。転職や結婚、身内の死などを機に障害に気づく人もいると聞きます。

森下:僕も店長になっていなければ気づかなかったかもしれません。

山尾:得意な部分で人並み以上にやれてしまう部分があると、できない部分が「怠け」だと捉えられてしまうのもツラいですよね。

森下:得意なことなら異常に集中してやれたりするので、上司によっては「おっちょこちょいなところもあるけど、やればできるヤツ」みたいな評価になって、期待に応えようと頑張った結果、つぶれるという状況が生まれてしまいます。

三村:私は発達障害だと診断されてから、介護職に転職しました。訪問先が自宅から徒歩圏内なのがともかく楽。満員電車がとにかく苦手だったので。

森下:僕は発達障害の診断をされたものの、服薬しなかったこともあって、今はもう通院をやめています。“グレーゾーン”だったときはずっと一般人としても障害者としても中途半端な存在だなって思いを抱えていましたね。

山尾:僕は結局、障害者雇用で一般企業に転職しました。教員の仕事は常に恋しいですが、あの働き方は僕にはできません。グレーゾーンを経て、クロになったことで無理してもできないことが理解でき、できることとできないことがクリアになったのはよかったです。

※「発達障害」の主な特徴


●ASD(自閉症スペクトラム障害)……相手の目を見て話せない、冗談や比喩が通じないなど、コミュニケーションにおいて困難が生じる。また、特定分野に並々ならぬこだわりを持っている場合もある

●ADHD(注意欠陥・多動性障害)……不注意や、多動・衝動性がある。予定のダブルブッキングや遅刻など、ケアレスミスが発生しやすい。また、思ったことをすぐ口に出してしまうケースもあるため、人間関係のトラブルに繫がることも

●LD(学習障害)……知的な問題がないにもかかわらず、読み書きや計算に困難が生じる

― 発達障害グレーゾーン ―

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発達障害グレーゾーン

徹底した当事者取材! 発達障害の認知が広まるなかで増える「グレーゾーン」に迫る





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