キャバクラはモンスター老人客だらけ? 本当にいた“老害客”エピソード
―[店員が語る困ったモンスター客]―
周囲に迷惑をかける高齢者のことを指す「老害」という言葉。日本全体が高齢化するなか、様々な業界で顧客の高齢化が進んでいるが、キャバクラこそ老害の巣窟と言っても過言ではない。
もちろん世代を問わず困った客はいるのだが、高齢者はキャバクラ慣れしていない人も多い。今回は、筆者がキャバクラ嬢時代に実際に遭遇したトンデモ老人客のエピソードを紹介したい。
コロコロ指名替えをする…
だが、問題はそこではない。この客はごくたまに指名を入れることがあるのだ。よほど気に入ったキャスト……というか「ヤラせろ」としか言ってこないので、その下ネタに付き合える女性だけがごくたまに場内指名をもらえる。だが、指名をもらったところで会話は続かない。なぜなら本当に「ヤラせろ」発言とセクハラしかしてこないのだ。100歩譲ってセクハラは許す。だが「ヤラせろ」という言葉。ヤツは本気で言っていたのだ。
なぜなら、キャストにその気がないとわかった瞬間、指名を外すのである。1番酷かったのは、キャストがトイレに行っている間に指名を外したこと。当然キャストはブチ切れして、店長が「指名バックは出すから」となだめていた。だが、老害客はその指名料を「払わん!」と会計時に揉める始末。結局、指名料は払わせたが客は最後まで文句を言っていた。
自称「高級クラブ常連」の老人
安キャバで働いていると必ず1人は来る“自称・高級クラブ常連客”。「俺は普段、銀座で飲んでるから」「こういう安キャバで指名する気ないんだよね」と、のさばるフリーの老害客。ではなぜキャバクラに来たのかと言いたいところだが、こういう客は大抵が枕目的だ。
「普段、高級クラブで飲んでいる俺に指名させてみろよ」とでも言いたいのだろうか。やたら、店外で会おうとしてくる。しかも昼間に! このタイプで面倒臭いのは、たまにホステス連れで飲みに来ること。それも金曜の1番忙しい時間に。営業中に中抜けさせられたホステスも迷惑だろうよ。キャバクラだろうと高級クラブだろうと「どこで飲むか」ではなく「どう飲むか」で客の品格は決まるのだ。
1
2
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
記事一覧へ
記事一覧へ
この特集の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
キャバクラで「じつは歓迎されていない」客の特徴
実はキャバ嬢に嫌われる一言7選。「普段はこんなところ来ない」興味がないアピールは逆効果
「店外デート=脈あり」ではない。キャバ嬢が客との店外デートに応じる本当の理由とは?
キャバ嬢に「“客以下”と思われてしまうNG行為」5選。その恋は絶対に実らない
キャバ嬢から“痛々しい髪型”と思われている中年男性の特徴5選
カスハラ撃退法で「大変申し訳ありませんでした」はNG。アメリカやパリとの違いと、ひろゆきが考える“ズルい”言いまわし
唾液たっぷりのお札で支払う、コンビニの“カスハラ老人”に恐怖を感じた女性店員の選択とは
「半額シール貼ってよ」スーパーの“迷惑なオバさん客”、バイトが失望した先輩スタッフの対応
回転寿司店の迷惑客に憤る店員たち「防犯カメラで衝撃の事実が発覚」
回転寿司店の迷惑客に店員が辟易「皿を取らずに“つまみ食い”する客」を注意した結果は
喫茶店で近くの客に絡む“常連の迷惑老人”が姿を消した…数日後、店主が後悔したワケ
「あんた若いんだから、窓際のベッド譲れよ」同じ病室に入院する“ワガママ老人”を成敗した男性の行動
自治会で「いつも反対意見しか出さない」やっかいな老人2人組。住人の“仕返し”で大焦りするハメに
自宅裏で“立ち小便”をする迷惑老人。困惑する40代女性「目が合ってさらなる恐怖も」
おっさん社員にPC操作を教えたら「この小娘が!」…若手社員の嘆きの声
この記者は、他にもこんな記事を書いています





