風俗スカウトマンを恐喝する犯罪グループが出没「お詫びに3万円を女のコに支払え」
昨年夏、「ブラックハンター」と呼ばれる犯罪グループが跋扈したことを覚えているだろうか。劇場型犯罪の一つで、女性を盗撮している男を見つけ、盗撮犯を強請(ゆす)るのだ。逮捕されたグループのなかには3000万円以上の大金をせしめていた者もいた。
だが、同種の犯罪は形を変えて復活している。ブラックハンターより逮捕リスクが小さく、手間がかからない新たな恐喝手法が編み出され、都内で行われているというのだ。
ターゲットは路上でのスカウト行為だ。被害に遭ったスカウトマンのRさんは言う。
「原則、路上スカウトは禁止されていますが、実際はみんなやってるじゃないっすか。その日も、キャバ嬢っぽいコに声をかけたんです。そうしたら、女の“上司”だと名乗る男が『ウチの社員に何してるんだ』と因縁つけてきた。そこに、タイミングよく『動画を残してる』という通りがかりの男2人組が現れ、『警察に突き出しましょう』などと言い始めたんです」
その後、2人組は「お詫びに3万円を女のコに支払え」と言い始め、面倒くさくなったR氏は払ってしまったという。
「3万円くらいなら財布にいつも入ってるし、警察沙汰にならないなら安いと思って払った。だけど、後からよくよく考えたら、女も絶対グルだし、あいつらいい商売してるよ。スカウトなんて繁華街にゴロゴロいるわけだから、例えば新宿や池袋とか場所を移せば1日で何件も恐喝し放題でしょ。現にスカウト仲間で同じ被害に遭ったヤツが3人いるよ」
いわば美人局型の“スカウトハンター”なのかもしれない。
<取材・文/中山美里(オフィスキング) 渋谷ふうら>
※週刊SPA!4月23日発売号「[偽装パパ活]美人局の手口」特集より
都内の繁華街で出没中! スカウトハンターとは
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