更新日:2023年03月21日 16:07
エンタメ

阿部寛『結婚できない男』が13年ぶりに復活…何年もたって復活した名ドラマ5選

『時効警察』:クセが強いシュールコメディが帰ってくる

『結婚できない男』と同じく、長い時を経て、今年復活するのが『時効警察』(テレビ朝日系)だ。ドラマシリーズは、パート1が2006年、パート2が2007年に放送されているので、12年ぶり復活する予定となっている。 「金曜ナイトドラマ」枠で放送された同シリーズは、“時効成立事件”にスポットを当てながら、キャラの濃い登場人物によるシュールなコメディが展開されるのが魅力。そのストーリーや演出がクセになってしまう人が続出し、深夜ドラマとは思えない量の熱狂的なファンを生み出した。  新作の放送時期は未発表だが、ファンの期待は高まる一方だ。まだ見たことがないという方も、今なら間に合うので、この復活を機に、シリーズ作品に触れてみてはいかがだろうか。
時効警察

2006年に放送され、熱狂的なファンを生み出した『時効警察』。まだ放送時期の分からない新作を、今から楽しみにしている人が多いようだ。(『時効警察 DVD-BOX』角川エンタテインメント)

『コード・ブルー』:大ヒット作品はメンバーの続投でも話題に

 日本初にして唯一、ドクターヘリをテーマとしたドラマ『コード・ブルー』(フジテレビ系)が放送されたのは、2008年のこと。リアルな医療に加え、災害現場や、真摯に命と向き合う若者たちの成長と絆を描いたことで反響を呼び、2009年にはスペシャルドラマが、2010年からは2ndシーズンが放送された。  それから7年後、2017年になってシリーズは復活。シリーズ開始当初から大きな飛躍を遂げ、人気俳優となった主要メンバーの5人(山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介)は、3rdシーズンでも続投し、ファンを安心させるとともに、大きな話題となった。  2018年には劇場版も公開され、興行収入は92億円を超える大ヒットを記録。『万引き家族』や『カメラを止めるな!』、『名探偵コナン』や『ドラえもん』の新作映画といった強力なライバルを抑えて、2018年邦画興収ランキングでトップを獲得し、シリーズの人気の高さを示した。

『ナースのお仕事』:名コンビの復活にファン歓喜

 1996年に、フジテレビ系でシリーズ第1弾が放送された『ナースのお仕事』。観月ありさ演じる新人ナース・朝倉いずみが、松下由樹演じる先輩ナース・尾崎翔子の指導のもと、一人前のナースに成長していく模様を描いたコメディ作品だ。軽妙なやり取りが評判となり、4つの連続ドラマシリーズと、1本のスペシャルドラマ、映画が作られた。  2002年に放送された第4弾ドラマシリーズを最後に、新作のなかった同シリーズが復活したのは2014年。2夜連続のスペシャルドラマとして、『離島編』と『再会編』が放送され、往年の名コンビ復活に、多くのファンが歓喜した。
ナースのお仕事

映画化までされた『ナースのお仕事』。観月ありさの代表作となった同シリーズも、長いブランクの後に復活を果たした(『ナースのお仕事 ザ・ムービー [DVD]』フジテレビジョン)

 ――長いブランクを経てから、続編が作られたドラマをご紹介してきた。空白期間があるにもかかわらず、続編が作られるのは、そのドラマが人気であることの証。『結婚できない男』や『時効警察』の新作にも、注目していきたいところだ。<文/後藤拓也(A4studio)>
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