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阿部寛はパチンコで食っていた…人気芸能人たちの壮絶すぎる下積みエピソード

 映画コメンテーターやタレントなど、幅広い方面で活躍するLiLiCo。今でこそ情報バラエティ『王様のブランチ』(TBS系)など多くの番組に出演する彼女だが、下積み時代は壮絶なものだったようだ。  母国スウェーデンから単身上京し、演歌歌手の付き人としてキャリアをスタートさせたLiLiCo。11月3日放送の『人生最高レストラン』(TBS系)で語ったところによると、21歳で歌手として独立してからも仕事はなく、ひたすらドサ周りをする日々だったという。スウェーデンに帰る金はおろか家もなく、車の中に寝泊まりする生活を5年間続けていたそうだ。
LiLiCo

画像は、LiLiCoのブログより

 LiLiCoのように、現在、芸能界で成功を収めていても、壮絶な下積み時代を過ごした人は決して少なくない。今回はそんな芸能人の下積みエピソードを紹介していこう。

鈴木亮平:50以上の事務所から門前払いを食らい、エキストラ事務所に所属

 現在放送中の大河ドラマ『西郷どん』(NHK)を始め、今やさまざまなドラマ、映画にひっぱりだこの鈴木亮平だが、駆け出しのころは所属事務所すら決まらない状況だったそうだ。  なんでも鈴木、大学時代に履歴書を持って芸能事務所や制作会社をまわっていたが、どこからも相手にされず、50社以上から門前払いをくらったのだとか。そこでエキストラの事務所に所属し、俳優からモデルまでいろいろな仕事をこなすなかで所属事務所も決まり、2006年、ドラマ『レガッタ』(テレビ朝日系)でデビュー。俳優として一花咲かせた今、かつて門前払いを食らった事務所の人間から「ウチに来ればよかったのに」と言われたりもするそうだ。

阿部寛:イケメンモデルとして一世を風靡するも『あの人は今!?』の捜索対象に

 ファッション誌『メンズノンノ』(集英社)のカリスマモデルとして活躍した、若かりし頃の阿部寛を覚えている方も多いだろう。その後、阿部は俳優として活動するようになるが、典型的な二枚目の役しか与えられないうえ、背が高すぎて女性とのツーショットが撮れない、という理由で出番は激減してしまったという。『アサジョ』など一部報道によれば、なんと3年ほどパチンコで生計を立てていた時期もあったとか。  番組『あの人は今!?』(日本テレビ系)で取り上げられてしまったことを機に一念発起し、1993年に舞台『熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン』でバイセクシャルの刑事役を好演。二枚目という殻を破り、どんな役でも演じる実力派としての地位を確立した阿部は、ドラマ『TRICK』(テレビ朝日系)など、多くの作品に出演する名俳優となったのだった。
トリック

『トリック劇場版 ラストステージ 超完全版』(東宝)

吉岡里帆:夜行バスで上京して漫喫で身支度してオーディションに臨む日々

 今年7月から放送していたドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)での主演など、今でこそ多くの作品に出演している吉岡里帆だが、売れるまでの苦労は相当なものであったという。  もともとは書道家になるべく京都の大学に進学した吉岡だったが、どうしても女優になる夢を捨てきれなかったそう。オーディションのたびに夜行バスで上京し、漫画喫茶でシャワーを浴びて身支度をして、また夜行バスで京都に戻って大学に通う日々を5年ほど続けていたそうだ。当然ながら上京資金も馬鹿にならず、歯科助手、カフェ、居酒屋の厨房、美術館の搬入など、常に4つのバイトを掛け持ちしていたのだとか。  そんな吉岡の転機となったのが、2014年に発売された週刊誌『週刊プレイボーイ』(集英社)だ。同誌に掲載されたグラビアが話題を呼び、2015年公開の映画『マンゴーと赤い車椅子』で映画デビュー。2016年に出演した連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)などを経て、現在のブレイクに至った。
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10年間ゴキブリやネズミの出る1DKで共同生活
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