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太川陽介×蛭子能収のバス旅が復活。なぜか低視聴率な鉄道旅にテコ入れか

 今年4月に鳴りもの入りでスタートした『太川蛭子の旅バラ』(テレビ東京系、毎週木曜・夜6時55分~)。4回目となる5月16日の回では、太川陽介×蛭子能収が「バス旅」に挑戦する。そう、約2年半ぶりにあの人気番組『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(2007~2017年)が復活するのである。

旅バラ

テレビ東京『旅バラ』番組サイトより

 この『太川蛭子の旅バラ』は初回と第3回で「ローカル鉄道寄り道旅」を、第2回目で「蛭子能収のひとりで行けるかな?」という2企画を放送した。だが、初回放送での視聴率が6.0%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と低空発進。続く2回目は3.2%(同)とさらに下降してしまった。

 同じコンビの『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』が10%前後だったのに対して、この低視聴率はなぜあのか? バスでなく鉄道だからなのか?

 こんな状況の中で突然今回、“バス旅”復活が発表されただけに、苦戦中の番組のカンフル剤なのでは……と当然のようにささやくメディアもある。そこで今回は太川&蛭子コンビのバス旅復活を前に、まずはこの『旅バラ』で先に放送されたこの名コンビの企画“ローカル鉄道寄り道旅”の課題を3点検証してみようと思う。

課題その1:難解な(?)ルール設定


 いろいろなところですでに触れられているが、かつての「バス旅」のシンプルなルールと違って、今季の「鉄道旅」のルールは難解で分かりにくいのだ。

 かつての「バス旅」では“路線バス以外の乗り物を使わずに3泊4日でスタート地点から目的地へとゴールする”というシンプルなものだった。
 だが、今回の「鉄道旅」は、ゴールするまでに一定の旅の資金を集め、締め切り時間までにゴール駅にたどり着けば成功というもの。ただし、その資金は各駅の一日の乗降客数が少ないほど高額で、1000円~50000円以上に設定されており、まさにどの駅をチョイスするかがゴール成功のカギとなるワケだ。

 しかも、名所&名物を発見しただけではダメで、ちゃんと堪能しないと資金を没収されてしまう、というルールがあり、これがわかりにくい。
 初回の放送で小林一茶ゆかりの古寺に行ったものの、拝観時間中は目的だった天井絵の撮影が禁止だったため、資金が没収されてしまったというパターンがあった。要は毎回資金ゲット出来るか出来ないかの判断がスタッフによるもので、「ジャッジ基準が曖昧でよく分からない」のだ。このジャッジ基準は明確にすべきだと思う。


課題その2:過酷さが足りない


 「鉄道旅」は前述したルールにより、高額な駅ほど人が少ないため、名所&名物探しも困難になるというのがこの企画のポイントだ。実際、蛭子が「バス旅よりもきついよ~~」と音をあげるシーンはあったが、それでも「バス旅」よりはかなりまったりした番組構成になっている。良くも悪くもテレビ東京の「土曜スペシャル」枠でやっている旅番組と同じというか。

 「バス旅」ファンは、太川&蛭子コンビが多少なりとも苦しむ姿が見たいはず。もっとゲーム性の要素を取り入れて苛酷さをアップしたほほうが番組構成的にもメリハリがつくのではないだろうか。

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