参加者の大半が60代男性の婚活パーティー、女性たちは…?
「夫を5年前に亡くした従妹の由紀(仮名・47歳)が結婚相談所に入会したんですが、とんでもない男からオファーがあってびっくりしています」と語るOLの真奈美さん(仮名・35歳)。一体何があったのだろうか。
「由紀にをオファーしたのは、60代の男性でバツイチ。その理由をくどくど書いていましたが、それより気になったのが相手の希望年齢が45~50歳ということ。でもハゲていてジジくさい。妙にキメている写真も…といった感じでした」
由紀さんからその男性のプロフィールを見せられた真奈美さんは、当然大反対した。
「そのおじさんは『子どもが欲しい』とも書いていました。でも正直、その年齢だと難しいじゃないですか。変に期待されても困るから、絶対に断るべきだと伝えました。でも、なぜか由紀は会ってしまったんですよ」
恋に年齢など関係ないという意見もあるだろうが、バツイチの60代男性と会う。これは少し勇気ある決断にも感じる。
「結局、会ってお茶をしただけで終わったそうですが、由紀はそのおじさんのことを『容姿はあれだけど、意外といい人だった。紳士的だし』と言っていました。けど、『さすがに恋愛には発展しないかな』とも。それを聞いたときはすごく安心しましたけど『友達としてならご飯くらい行ってもいい。』って話されたときは『こいつマジか…』とは思いましたよ」
が、後日、例の60代男性の悪評を聞いてしまうことになる。
「GWに由紀は、結婚相談所とは別の婚活パーティーに参加したんです。女性の年齢は45歳から50歳。ところが参加の男性は60代ばかりで、中には年金生活者もいた。彼女は『早く帰りたい』と何度もトイレに行ったそうです」
婚活パーティーはGWの午後2時から3時半まで行われ、コーヒーや紅茶、ウーロン茶などの飲み物に、市販のクッキーとサンドイッチで参加費5000円。3分ごとに20人ぐらいと順番に話をして、その後10分間のフリータイムで、気になる人と話す。その後それぞれ気に入った人を書き出して、一致したらカップリング成功という流れ。
「由紀は『婚活パーティー主催者が儲かる仕組み』と白けていたそうです。彼女が何年もいない中年や無職の年金生活者とは共通の話題がなく、苦痛だったそうですね。男性らの中に、いかにも『女をお持ち帰りしよう』とギラギラした人もいて、パーティー代をドブに捨てたような気がしたと言っていました」
結果、由紀さんは誰ともカップリングしなかった。ほっとしてエレベーターで階下に降りると、出口に複数の女性たちがいた。グループの中心になっている女性の「お茶しませんか」の誘いに応じると、カフェで婚活談義が始まり、由紀さんがオファーされたあの60代男性の話題になった。
60代のバツイチ男性からオファーされ、食事に行くことに
婚活パーティーの帰りに聞いたある話
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