高齢化で急増中の在宅医療がめざす「患者と家族の幸せ」とは
病院に行かなくても診療は受けられる
患者の9割が75歳以上、急増する訪問診療
在宅医療とは、患者の自宅を訪問して行う医療行為を指し、次の3つに大別される。
①訪問診療:定期的に医師が患者の自宅で行う診療
②往診:突発的な症状の変化に対して、緊急的に医師が患者の自宅で行う診療
③訪問看護:主治医の指示のもと、看護師が患者の自宅で行う療養上の世話と診療補助
訪問診療の件数は年々大幅に増えており(2006年:19万8166件/月、2019年:79万5316件/月)、訪問診療を受ける患者の約9割は75歳以上の高齢者である。
そのため、患者は身体的制限やコロナ禍で通院が困難な場合および、自身の症状の簡潔・的確な説明が困難な場合が多いので、医師や看護師が訪問するメリットは大きい。
さらに、医師の訪問からフィードバックを得ると、患者が医師と信頼関係を形成して「薬を飲む」「食べ過ぎない」「運動する」などの必要行動を継続しやすいことも分かっている。
本稿では、僕が顧問を務めるエフェメールホームクリニックの梅本一紀院長を取材し、患者と家族の幸せという観点から、在宅医療という選択肢に迫る。
1993年、韓国生まれ。16歳で東京大学に合格。日本政府から天才認定(学生としては初めて、研究業績だけで永住権を取得)を受ける。博士(情報理工学/東京大学)。英・ケンブリッジ大学/独・ミュンヘン工科大学/伊・ミラノビコッカ大学で訪問研究。⽇本トップレベルの医療AI研究者であり、「みんな健康かつ笑顔で暮らせる社会」を実現すべく、医用画像データプラットフォームを手がけるCallisto株式会社を創業。YouTubeチャンネル『カリス 東大AI博士』にて、科学的勉強法・科学的思考法・AIなどについて配信中
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