仲間のアパートでようやく御用。実刑確定「逃走犯」 不良仲間が明かす最凶ヤンキー伝説
窃盗、傷害、覚せい剤取締法違反、建造物侵入の罪で懲役3年8か月の実刑判決が確定した身でありながら、刑務所に収監するために自宅を訪れた横浜地検職員や警察官ら7人を振り切って逃走していた小林誠容疑者(公務執行妨害容疑で逮捕状)が、逃走から5日目の6月23日、ようやく“御用”となった。
潜伏していたのは神奈川県横須賀市内にある「知人」のアパートで、この部屋に住む幸地大輔容疑者も小林容疑者をかくまった疑いで逮捕されたが(後に覚せい剤取締法違反で再逮捕)、部屋には、このほかにも複数の知人女性がいたという。
小林容疑者は逃走期間中、公衆電話などから多数の「知人」に連絡し逃走を手助けするよう求めており、捜査当局は、小林容疑者の「交友関係」を丁寧に追っていくことで、事件の全容解明を進めている。
「若いころから、一度キレたら何をしでかすかわからないヤンキーだった――」
小林容疑者は、厚木市内の中学を卒業しているが、当時から「札付き」の不良としてその名を轟かせていたという。中学時代の小林容疑者を知る男性が話す。
「地元の同じ年代で知らない人間はいないと思います。目上の人だろうが、大人数相手だろうが、スイッチが入ったら何も考えずにとことんいっちゃうタイプで、ある高校の不良グループのところに1人で乗り込んでいって、金属バットで全員ボコボコにしたという武勇伝もあるくらいです。
普通、バットで人を殴ったら相手が死ぬかもと考えてビビるわけですが、そこを迷いなくフルスイングできるのが小林さん。テレビで、警察官に逆ギレして刃物を向けたって報道しているのを見て、当時の記憶が蘇りました」
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