更新日:2019年08月01日 11:56
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くっさい“服の生乾き臭”をなくす方法。機能性インナーは悪臭のもと!?

 夏のオヤジ=クサいというイメージがあるが、それは間違っていない。中年男性の特性上、仕方がないことなのだ。共存していてもいいことナシの悪臭は、もとを断ってしまうのが一番。どんなに忙しくてもズボラでも取り組むことができる簡単な方法を紹介するので、しのごの言わずに試してみてほしい。 洗濯

洗剤選びや干し方を変えて菌の増殖をとにかく抑える

 臭いに慣れて平気なのは本人だけで、知らぬまに周囲を悶絶させている“服の生乾き臭”。原因は繁殖した雑菌だが、洗濯のプロである「洗濯ハカセ」こと神崎健輔氏いわく、現代は生乾き臭が発生しやすい要因が揃っているとか。 「まず1つ目は大人気の機能性インナー。汗がすぐ乾くよう細い繊維で作られているのですが、水分は蒸発しても皮脂などの汚れが繊維に目詰まりし、洗濯しても落ちにくい状態になってしまいます。  2つ目が、『すすぎ1回』など少量の水で洗うエコ洗濯機の増加。毎日洗濯するならまだしも、2~3日放置したサラリーマンの服の雑菌は少量の水では落とし切れません。  そして3つ目が、液体洗剤が主流になったこと。酸素系漂白剤が入っている粉末洗剤に比べ、洗浄力が弱いんです」  となると、やるべきことは明白。これら要因の逆をやればいいのだ。 「下着は綿100%に替え、洗濯はすすぎ2回で。洗濯は毎日が理想ですが、難しい場合は2回連続で洗濯機を回し繁殖した雑菌を駆逐してください。洗剤は粉末に替え、さらに酸素系漂白剤も一緒に入れるとかなり効果的です」  また、どうしても室内干しが多くなる場合は、干し方にもコツが。 「早く乾かすことが大事なので、空気の流れを断絶しないよう少し隙間を空け整列して干すこと。さらに、湿気がこもらないよう干した後はエアコンと換気扇をつけて空気を循環させてください」  干した後の外出も、2~3時間タイマーをセットしてエアコンをつけていくのを忘れずに。 <現代の「生乾き臭多発」3大要因> ・機能性インナーの人気 ・「すすぎ1回」のエコ洗濯の定着 ・液体洗剤の台頭 【神崎健輔氏】 洗濯ハカセ。AllAbout「洗濯」ガイド。幼少時より実家のクリーニング店を手伝い、クリーニング師の資格を取得。現在は洗濯のプロ「洗濯ハカセ」を名乗りメディアでも活躍。日々、家庭での洗濯が上手になる方法などをブログで発信している 取材・文/週刊SPA!編集部 ― [夏オヤジの悪臭]5番勝負 ―
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