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「大麻は悪くない」と主張してきた男が、逮捕されて全てを失うまで

 夏本番を迎え、数多くのフェスやイベントへの出演を控えるなか、RIZE/The BONEZのボーカル・ギターであるJESSE(本名マック・ファーデン・ジェシー・ソラト)と、同じくRIZE/Dragon AshのベーシストであるKenKen(本名金子賢輔)が大麻取締法違反容疑で7月19日に逮捕された。  RIZEとThe BONEZは今後の出演を見送ると発表。一方でDragon Ashは、サポートベーシストとしてThe BONEZ/PaymoneyTomyPainのT$UYO$HIを迎えてステージに立つという。しかし、Twitterでは「人生のドン底にいる」と苦しい胸の内を明かした。ファンからも落胆の声があがっているが、関係者やスタッフが、今回の件でもがき苦しみ奔走していることは想像にかたくない。
Dragon Ash

画像は、Dragon Ashの公式サイトより

 また、7月31日に発売予定だったロックバンドのMY FIRST STORYのシングル「無告」の収録曲にJESSEが参加していたことで、発売延期と内容の変更が決定された。  今、彼らにかかわる人たちに大きく波紋が広がりつつあるのだ。  世界各国で「大麻の合法化」が進むなか、我が国においても「大麻合法化論」を訴える人は少なくない。とはいえ、日本では違法とされる大麻に手を出せば、家族や友人、仕事など、すべてを失ってしまう可能性がある。
RIZE

画像はRIZE公式会員サイト『RIZER’S CLUB』のトップページより

家族や仕事…大麻ですべてを失った

 都内在住のデザイナーの鈴木義也さん(仮名・40代)は、毎年ゴールデンウィークに都内で開催されるマリファナマーチに参加するなど「大麻は悪くない」と主張してきた。 「大麻は覚せい剤よりも、タバコよりも依存性が低いという調査機関のデータがあるほど。私は酒もタバコもやりません。仕事終わりにくつろぐために大麻を吸っていましたが、誰に迷惑がかかるわけでもない。酒やタバコよりも体に悪くない、なぜ大麻が禁止されているのか、不満で仕方なかった」(鈴木さん、以下同)  10代の頃からおよそ20年近く大麻を吸い続けたが、結婚と出産、そしてデザイナーとして独立したことをきっかけに、一時期辞めていたこともある。しかし、2~3年を経て結局は大麻を愛用する日々に舞い戻った。 「依存性がないのではなく、低いだけ。大麻を吸って気持ちよくなりたいという葛藤に負けてしまいました」  デザイナーという職業柄、まわりにはクリエイティブ系の仕事仲間も多く、その中には大麻を始めとした薬物愛好者も少なくなかった。芸能人や歌手が薬物の使用や所持で逮捕されると「制作活動に必要だった」との供述が出るのと同様に、鈴木さんも大麻は仕事に不可欠と考えてすらいたのだ。しかし、事態は一変する。
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逮捕されてから数年、今思うこと
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