恋愛・結婚

10年不倫で夫とカネを失った女性「私は離婚したのに、彼は…」

10年間の不倫は、あっけない幕切れに

 会社から独立し、結婚したいからカネを貸してほしいと訴えてきたのだという。 借金 「『必ず返して』と念を押すと、『もちろんだよ。倍にして返す』と誓ってくれたので貸してあげました」  だが借金の返済は一向になく、妻と離婚もしてくれない。悶々としていた菅野さんはある日、レストラン時代に知り合った彼の知人とばったり会った。 「飲み会の帰りだというその知人とバーに行ったんです。飲んでいるうちに、彼にお金を貸したことを口にしたんですよ」  すると酔っていたはずの知人男性が、菅野さんの顔を真顔で見つめ、こう切り出してきた。 「僕は菅野さんのためを思って言います。怒らないでくださいね」と断ってから、「多分、金づるとしか思われてないですよ」と言ったのだ。 「びっくりしましたが、やっぱりそうだったのか、と妙に納得しました。薄々分かっていたからこそ、素直に聞けたのかもしれませんね」 女性 翌日、菅野さんはもう一度彼に「50万円、返してほしいんだけど」と言うと、「今は会社の業績が苦しくて。もうちょっと待って」と目を背けたという。その後も催促するが、返事は決まって「まだ返せない」。そのうち、借金の話しか話題に上らなくなった。 「出会った頃のときめきも失せてしまい、『別れようか』と切り出すと、『うん』と彼が即答したんです」  10年不倫の結末はあっけなかった。貸したお金も戻ってこなかった。  だが、菅野さんは引越しをして不動産会社に転職し、やがて職場の男性からプロポーズされることに。 「50万円は厄落としだと思っています」  今では幸せな日々を送っていると話す菅野さん。何かを捨てると代わりに大きな幸運が舞い込むこともあるのかもしれない。<取材・文/夏目かをる>
コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪
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