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元ゲーセン店員が明かすクレーンゲーム“設定”の秘密。いくら使うと取れる?

人気すぎる景品は「絶対に取れない設定」にしている可能性も…

ゲームセンター とはいえ、100円でいくつも取れてしまう景品もあれば、5000円くらいかけてようやく獲得できる景品もある。 「お店全体のトータルで原価率が25%~30%になればいい、という感じです。簡単なのと難しいのでトントンになれば良いと思っています」  裏を返せばこの話は「どんなに難しいゲーム機でも3000円~5000円程度課金すれば取れる」ということになるのだが「でも例外があって……」と白石さんは話す。 「すごく人気の景品なんかはあえて取りづらくしている場合もあると思います。10年ほど前に『ワンピース』のフィギュアが爆発的に人気を集めた際には、『エース』や『ハンコック』のフィギュアを欲しいというお客さんが殺到したんです。でも1店舗あたりに10個くらいしか納品されなくて……。苦肉の策で1万円で1個の設定にしたというお店が続出しました」  客側の立場からするとぼったくりにも思えるが……。 「いえいえ、もっとひどいお店は景品の発注を忘れてもうお菓子の在庫がないから、と言って絶対に取れない設定にして在庫切れをごまかそうとしていることもありますよ(笑)。その場合は、アームが景品に当たっているのにびくともしないのでわかります。そういうクレーンゲーム機をみつけたら、絶対取れないのでそれ以上課金するのはやめたほうがいいですね」  客側も見極める必要があるとはなんとも気が抜けないものだ。<取材・文/松本果歩>
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X(旧Twitter):@KA_HO_MA
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