更新日:2023年03月28日 10:22
ライフ

前澤社長もびっくり? 歌舞伎町キャバクラ寮での近隣トラブル

―[キャバ嬢に訊け]―
 株式会社ZOZOの前澤友作社長が建設中の豪邸。その工事を巡って、近隣住民とトラブルになっていることをFLASHが報じた。有名人だろうと一般人であろうと近隣住民との揉め事は起こるものだが、中でも特にトラブルが頻発している場所があるという。 「キャバクラの寮は住民トラブルの宝庫」と語るのは、過去にキャバクラの寮で生活していたというキャバ嬢だ。宝庫とは一体? 実際に話を聞いてみた。

寮とは名ばかり…“ワケあり住民”の集合住宅

ワンルームマンション

写真はイメージです(以下同じ)

「キャバクラの寮といっても、店がひとつのマンションを借りてそこに住ませてくれるのではなく、ワンルームや1Kの比較的審査がゆるいマンションを店が紹介してくれることが多いんです。審査がゆるいというのは保証人代行で借りれたり、保証人なしのマンスリーマンションとかですね。なので、同じマンションの住人はキャバ嬢だけでなく、ホストや風俗やワケありの人が多かったりするんですよ。そうなると当然、住民のモラルも低かったりします……」  現在、都内のキャバクラに勤める美優さん(仮名・28歳)。美優さんは18歳のとき、地方の実家から家出同然で上京してきて寮完備のキャバクラで働きはじめた。 「寮は歌舞伎町から近い保証人代行サービスで借りれる部屋を店が紹介してくれました。私が住んでいた部屋は1Kだったんですが、他の部屋は2LDKとかもあったようです。マンションの住人にキャバ嬢はほとんどいなかったのですが、ホストの寮や他の店のキャバの黒服らしき人はいました。はじめは特に気にしていなかったのですが住み始めて数日もすると、住民のモラルのなさが分かってきたんです。 ベンツ 特に困ったのは騒音でとにかく壁が薄いんですよ。真夜中に酔っぱらったホストが騒いで帰ってきたり、あとはキャバの黒服らしい人がキャバ嬢と殴り合いの大喧嘩をしていたり……。また、風俗やヤクザの事務所もあるのかマンションの前に車が何台も止まっていましたね。  一度、友達と遊びにいくときに車で迎えに来てもらったのですが、『黒い車だから』としか聞いてなくて。どの車か分からなくって、間違えて黒塗りのベンツを開けたらすっごい怖そうなオジサンに睨まれて震えましたよ……」  だが、その中でも美優さんが特に困ったのがゴミのトラブルだという。 「郵便受けにチラシが入るんですが、みんなそのゴミを郵便受けの周りに捨てて行くんですよね……。あと自転車を持っていたんですが、しょっちゅうカゴにゴミを捨てられていました。ゴミ袋や新聞が捨てられるのは日常茶飯事、ひどいときはまだ中身の残っているビール缶が捨てられていて、捨てようとしたら服にかかってビショビショになったこともあります。  あと1番最悪だったのは、ホストの寮の異臭とゴミでしたね……。同じフロアにホストの寮があったんですが、1Kに3人ぐらいで住んでいたらしく廊下からチラッと見えるキッチンがゴミだらけだったんですよ!  多分カップラーメンのゴミとかそのまま放置しているらしくって、それを1カ月に1度ゴミステーションに捨てていたようなんです。ペットボトルにパンパンに詰まったタバコの吸い殻とか、食べかけで腐ったお弁当の容器が捨てられていて、それがゴミステーションに散乱してゴキブリが大量発生してゴミを捨てに行くだけでも命がけでした……。  そんなひどい環境でも家賃は11万円。いくら便利でも住み続けるのに耐えきれなくなって。お金を貯めて一度実家に帰り、親にあやまって保証人なってもらい歌舞伎町とは離れた街に部屋を借りました……」
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夜の世界と近隣トラブルは、切っても切れない関係
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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