更新日:2023年05月07日 13:50
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“白ギャル課長”のビジネス論「大人にナメられたら終わりだと思っている」

大人にナメられたら終わりだと思う

――仕事において日頃から大切にしていることを教えてください。 伊藤:「大人にナメられないようにすること」ですね。この業界に入ってからは大人に囲まれることが多くて、偉い人や賢い人がいっぱい。でも、だからといって萎縮しないで自分の意見ははっきり言うようにしています。そうじゃないと自分の感覚を失ったり、若い人の考え方っていうのができなくなって、時代遅れになってしまうと思っています。 ――自分を見失わないようにするのが大切だと。 伊藤:はい。もともと感じたことは言わないとスッキリしない性格っていうのもありますが。その性格は商品開発にも活きてると感じますね。言いたいことは全部言って、一切妥協のない商品をつくっています。 ――伊藤さんが商品を購入するときはどこに着目していますか? 伊藤:私の場合はパッケージを見て即買いみたいなことはほとんどなくて、全部試してみて使い心地や相性などじっくり見ています。そのためには同じような商品を買って徹底的に比較するし、自分が知らない成分が入っていたらすぐにググってます。長期的に効果があるかどうかも大事だから、どの商品も最低1週間は使い続けてますね。 ――伊藤さん流のマーケティングが商品に活かされているわけですね。 伊藤:マーケティングってなんですか……? すいません、言葉を全然知らなくて……。 ――商品を売るために市場調査したり、開発や販売の仕組みをつくったりすることをマーケティングといいますが、伊藤さんはすでに知らず知らずのうちにやっているように感じます。逆にビジネス面で自分に不足していると感じることは何かありますか? 伊藤:ひとつもないです。私、根本的にできないことはやらなくて、できることや得意なことを伸ばしていくスタンスなんで、もしかしたらそう感じないのかもしれない。高校生のときの成績も、得意な美術だけはずっと5段階評価で5だったんです。ほかは全部1ですけど(笑)。 ――ビジネスを始めて、驚いたことはありますか? 伊藤:事務所の人が投資してくれている金額! 具体的な額はいえないけど、「こんなに私に賭けていいの?」と思うような額で驚きました。大人の大きな期待を私は背負ってます(笑)。 ――プロデュースした商品を販売する会社の「課長」に就任されたとのことですが、これからのビジネスの目標は? 伊藤:『More..Mi by momo』ではまだリップしか販売していないから、フルメイクができるようにいろんなコスメを開発していきたいなって思っています。本当は社長になりたかったけど、まだ勉強中だから今はまだ課長(笑)。早く社長になりたいです。 伊藤桃々(いとう もも) 2000年、静岡県生まれ。2018年にウェブ版「egg」のモデルとしてデビュー。最近ではバラエティ番組やドラマ、CMなど活躍の舞台を広げる。趣味はメイク、水彩画、アニメ、YouTube、バスケ More..Mi by momo 公式サイト <取材・文/辻野祐馬 撮影/尾藤能暢>
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