30万円台でビジネスクラス世界一周ができる! 旅費を安く抑えられるワケ
2018年12月~2019年1月にかけての約5週間、コツコツ貯めたANAマイルを使ってビジネスクラス世界一周の旅に行ってきた。
マイルのおかげでずいぶんと安上がりな旅になったが、同じビジネスクラスでも利用する航空会社やルート、出発時期によっては、年末年始を挟むこの時期でも航空券代は意外と安かったりする。それで『スカイスキャナー』をはじめとする航空券一斉検索サイトを使って調べたところ、組み合わせ次第では30万円台でも世界一周できることがわかった。
そのなかで行ってみたい国や場所との折り合いをつけながら決定したルートは以下の通りだ。
■2019年~2020年 世界一周のフライト
①成田→上海→昆明→ドバイ(UAE)
②アブダビ(UAE)→ジェッダ(サウジアラビア)
③ジェッダ→アンマン(ヨルダン)
④アンマン→ベイルート(ヨルダン)→ラルナカ(キプロス)
⑤ラルナカ→ワルシャワ(ポーランド)→ストックホルム(スウェーデン)
⑦スウェーデン→ヘルシンキ(フィンランド)※フェリー
⑧ヘルシンキ→タリン(エストニア)→ヘルシンキ ※フェリー
⑨ヘルシンキ→ストックホルム→オスロ(ノルウェー)
⑩オスロ→リスボン(ポルトガル)→ポルト(ポルトガル)→ニューヨーク
⑪ニューヨーク→モントリオール(カナダ)
⑫モントリオール→ミネアポリス(米国)→羽田
全部で17フライトと昨年よりも5フライトも多いが、直行便は3本だけで残りはすべて乗り継ぎ便。実は、これこそが航空券代を安く抑えられた理由のひとつ。しかも、乗り継ぎ便でも翌日など待ち時間の長いフライトが多いため、使い勝手が悪いからか割高になりがちな片道航空券でもかなりディスカウントされていたのだ。
旅行には不向きと見られがちな乗り継ぎ便だが、経由地での長い待ち時間を利用してついでに観光を楽しむこともできる。今回は可能な範囲で乗り継ぎ先でも現地観光をするつもりだ。
あと、ビジネスクラスは17フライト中13フライトで、残りはプレミアムエコノミーとエノコミークラスが2フライトずつ。旅の費用は今回も自腹のため、もともと航空券が高い太平洋横断の帰国便は、ビジネスとエコノミーの中間クラスのプレミアムエコノミーにすることで節約。また、エコノミーはいずれもヨーロッパ内のフライトで、昨年ビジネスでもエコノミーの3列シートの真ん中を空席にして2人で使う“なんちゃってビジネス”が多いことを知ったので利用するメリットが少ないと判断した。
ほかにもLCCではないが、運賃が比較的安い航空会社を積極的に利用。その結果、3万5000キロにおよぶ移動距離にもかかわらず、航空券総額を38万3497円。フェリー利用の区間を入れても40万円を切る計算だ。
17フライト中13フライトでビジネスクラスを利用
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フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。
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