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声帯摘出したつんく♂が移住先のハワイで見つけた“本当の幸せ”<独占告白>

 平成の音楽シーンを牽引したアーティスト・つんく♂。シャ乱Qのボーカリストとしてデビュー後、「シングルベッド」「ズルい女」などミリオンヒットを連発。さらにはプロデューサーとしてモーニング娘。らを手がけ、総合プロデュースを務めたハロー!プロジェクトからは多くの人気アーティストを輩出した。 つんく しかし、’14年に喉頭がんの治療のため、声帯を摘出。ボーカリストとしての商売道具である声を失った。’16年には家族とともにハワイへと移り住みながら、現在も幅広い音楽活動を続けている。そんな彼が日本に一時帰国し、SPA!の単独取材に応じてくれた。  取材はパソコンでのタイピングに加えて、「食道発声」と呼ばれる食道の粘膜を振動させることによって声を出し、回答を行うという方法で実施。さまざまな人生の転換期を経て、51歳を迎えた今のつんく♂が考える「幸せ」と彼を突き動かす「原動力」について聞いた。

声を失った音楽家が辿り着いた“本当の幸せ論”

――3年前にハワイに拠点を移されて以降、現在はどんな日々を過ごされているのですか? つんく♂:子供がいるので、規則正しい毎日ですよ。朝6時に起きて、8時すぎには子供を車で学校に送る。その後は車にガソリンを入れたり、買い物をしたり、仕事をしたりして日中は時間を過ごしています。15時くらいになったら子供を学校に迎えに行って、塾やソロバンなどに連れていき、18時半には家に帰ってきて夕ご飯。21時頃に子供たちが寝るので、その後はまた仕事をしています。日本と時差があるので、このタイミングに東京とハワイでテレビ会議をすることも多いですね。 ――日本にいたときの暮らしと現在のハワイでの暮らしだと、生活スタイル自体が大きく変わっているということでしょうか? つんく♂:ハワイは自然豊かで環境はいいけれども、実はめちゃくちゃアナログな土地なんです。田舎というのが正しいですかね。日本では何か必要なものがあれば、少し歩いてコンビニやスーパーに行けばいいけれども、ハワイではそうはいきません。電球1個を買うにしても、値段も3倍くらい高いし、場合によっては取り寄せるのに3週間以上かかることもあります。  あとは車社会なので、とても困るのがパーキングの場所です。コンビニだと駐車場が3台分くらいしかなかったりするので、仮に辿り着いても駐車スペースがなければまた別の店を探さなければならない。東京だったら10分もあれば済む用事がハワイでは一日かかったりするんです。  この前も電球を1個買おうとしただけなんですけど、結局、一日中車を走らせて、3店舗を回ることになってしまい、「この時間があったら、一曲書けたやん……」って思いました。
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日本とは異なるスローな生活を今は楽しんでいます
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