カーライフ

退役間近の自衛隊主力戦闘機は飛ぶのか? おっさんが「ファントム」たずねて百里基地

 私はカーマニアだが、飛行機も好きだ。特に軍用機には強く惹かれる。これは男子の本能でしょうか? 事務所の名前も「有限会社フォッケウルフ」としているくらいで。  フォッケウルフとは、第二次大戦中のドイツの戦闘機の名前。故・徳大寺有恒氏も、名刺の「フォッケウルフ」という文字を見て、「いい名前だね」と言ってくれたという(弊社マリオ二等兵談)。

フォッケウルフFw190

 そんな私だが、あえて軍用機を見に行った経験はほとんどない。一度だけ厚木基地の航空祭に行き、米軍機の編隊飛行にシビレまくって「あれに撃たれて死にたい!」と思ったことはあるが、それだけだ。  そんな私が、航空自衛隊の百里基地(茨城県)に行ってみることを思い立った。理由は、長年日本の主力戦闘機として頑張ってきたF-4「ファントムII」(以下ファントム)が、間もなく退役するからだ。

茨城空港ターミナル脇にあるファントム(偵察機型)のハリボテ

 ファントムの基地は、いまや日本中で百里だけだという。その百里は、関東唯一の戦闘機部隊の基地でもある。今こそ見に行かねば!  ところが調べてみると、12月1日に百里基地航空祭が終わったばかり。当日は「さらば名機F4ファントムII」ということで、5万人もの人出があったという。もうファントムは飛ばないのかな……。

こちらは戦闘機型のハリボテ

 しかし、さらに調べてみたところ、まだしばらくは飛びそうだ。なにせ軍事情報につき、はっきりした時期はわからないが。少なくとも、12月15日に宮崎県の新田原基地で行われる航空祭では、百里のファントム部隊が展示飛行を見せるらしい。となると、その翌日、16日の月曜日に飛んで帰ってくるんだろう。なにせ軍事情報につき、よくわかりませんが。  ネットで調べてみると、通常の訓練は平日の午前8時半以降に行われるという。ということで、16日の8時頃、百里基地に行ってみることにした。ワクワク。

ファントム見に行ったら、いきなりF15イーグルが!

 ネット情報に従って、まずは北門へ。 「おお、いるいる!」いかにもマニアらしきクルマが数台止まっている。今日は飛ぶってことだろう!  そういえば昔、千歳で政府専用機(航空自衛隊が運用)の取材をさせてもらったことがあるが、隊員のみなさんは、「訓練のため毎日飛びます」と言っていた。飛ばなきゃ腕が落ちるし機体の調子も狂うんだろう、たぶん!  それにしてものどかだ。百里基地は民間の茨城空港との共用空港だが、周囲は完全な田園地帯。空気がうまい。空は快晴! 気分はウキウキ!

ハリボテと筆者

 さて、どうしよう。とりあえずマニアのみなさんの動きを見てそれに倣おうと思っていたところに、いきなり轟音が! あの鋭い音は民間機じゃなく戦闘機っぽいぞ!? 時刻は8時35分くらい。「もうですか?」と思う間もなく、滑走路に銀色の機体が見えた。 「え、あれ、イーグルじゃないか?」  どこかの基地から飛んできたF15イーグルが、いきなり着陸してしまった。当日は弱い北風だったので、滑走路は南から着陸、北へ離陸のパターンだろうなと思っていたが、北門そばにいた私が気づいたときはもう、滑走路上におりました。無念。

F15イーグル

 まあいい。早くも1機見られたんだし。こちとらカメラはちっちゃいデジカメとスマホのみ。撮影が目的でもない。
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本命“ラスト・ファントム”は現れるのか?
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