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新車はEVに限る政策に異変!プリウスPHEVこそ最強の安全パイ。慌ててEV買わなくて正解と考える理由

EV導入目標見送り! 最強の安全パイは、PHEV+屋根で充電できるクルマだ

新型プリウスPHEVの屋根にオプションで装着されたソーラーパネルは、電気とガソリンの両方で走るプラグインハイブリッドの電気部分を、太陽光でも賄ってくれる仕組みです。この新型プリウスPHEVこそ、カーボンニュートラル時代に輝く自動車業界のニュースター! EVに買い替えようと思っている人は、心して読んでください!
オートクラブ

PRIUS PHEV

永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信(流し撮り職人)=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

慌ててEV買わなくてよかった~

 皆さまにとって、カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出をトータルでゼロにするというもの)なんざ他人事。毎月のスマホ料金のことで頭がいっぱいかもしれませんが、カーマニアは違います。いつまでガソリン車に乗れるかは自分の生きがいに関わる大問題ゆえ、この手のニュースには敏感なのです。  そんなカーマニアの大問題に、2つの大きな動きがありました。ひとつは、EUがEVオンリー化政策を変更し、ドイツの主張を受け入れて、カーボンフリーの合成燃料で走るクルマをOKにしたこと。合成燃料は現在のガソリン車にもそのまま使える。今はまだガソリンの10倍くらいの値段だけど、いずれはコストダウンも進むはず。ヤッター!  もうひとつは、札幌で4月に行われたG7環境相会合でEVの導入目標が見送られ、’35年までにクルマから出るCO2を半減させることで合意したこと。基準になるのは’00年の排出量なので、この間にハイブリッド車が大増殖したわが国は、すでに目標をほぼ達成している。ザマー見さらせ! 日本の大勝利だ!!  ということで、わが国では無理してEVに乗る必要はゼロになりました。ほかの先進国は勝手にEV化を進めてくれればヨシ。オレたちには当分カンケーないから!
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EVに関しては負け組だけど…
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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