お金

100円で買った中古PCが3万7000円に。投資に欠かせない目利き力を養う方法

2001年に購入した初代iPod

 iPodは後に大ヒットしますが、2001年当時、iPodという存在は、ほぼ知られていませんでした。  新しいモノはなかなか認知されませんが、そういったことだけでなく、初代iPodには様々な問題がありました。まず、保証は90日間と短く、定価も4万7000円程度と高額。さらに、iPodは当時、条件を満たすMacでないと使用できなかったため、ユーザーがかなり限られていたのです。

2001年当時、ナップスターなどによる違法共有が問題となっていたため、大容量MP3プレーヤーのiPodには「音楽を盗用しないでください」と書かれていた

 そういったことから、プロと呼ばれる評論家筋からは、iPodはかなり不評だったといえます。  確かに、その時点の一般論でiPodを評価すると「ダメ」だったでしょう。しかし、MDの問題点や、MP3の本質を目利きできれば、iPodがいかに優れた製品か、すぐにわかるわけです。

初代iPodの文字は、アップルギャラモンというフォント。初代iPod登場後、早い段階でアップルはフォントをミリアドに変更したため、アップルギャラモンは初代iPodにしか使われていない

 ですから私は、初代iPodが発売後すぐに購入。MDには目もくれませんでしたが、iPodはいち早く購入したのです。

初代iPodのイヤホン形状は、その後のモデルと大きく変わらないが、スポンジが付属しているのが面白い

 ただ、iPodを最も早く買った私は、周りの友人から、最新型MDを持っている人のようにイケてるヤツだと思われませんでした。むしろ、変なモノを買った変人のようにも見られ、あまり共感を得ることが無かったといえます。

歴史的な製品になると思ったため、購入時のレシートも大切に保管している

 しかし、その3年後ぐらいからiPodは大流行。私の目利き力は正しかったわけです。

2019年現在、問題なくすべての機能を使うことができる。初代の液晶は、強い光を浴びると文字背景色が反転する仕掛けとなっている

 目利き力には情報力が大切ですが、判断する際は「今の常識にとらわれるとダメ」だということです。「今こうだから、ダメだ」と判断するのではなく、「こういう前提があるから、こういう未来が望ましい」というように考えなくてはなりません。  そして、そのことは他人からは瞬時に理解されないため、まわりに影響されていてはダメ。自分の価値観を持つということが重要だといえるでしょう。
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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