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横浜家系ラーメンのご飯無料サービス、お店側の本音は?

志田家:過剰なサービスは「自爆行為」

志田家 サービスを追求する他店に追随し、ライスの無料提供を強いられているラーメン店もある。JR京浜東北線の蒲田駅東口から徒歩3分の所にある「志田家」を訪ねた。オーナーの志田健さん(37)は「中長期的に見た時、過剰なサービスを追求する動きは、自分たちの首を絞めるのでは」と懸念する。
志田家

「志田家」では、17時までライスが無料

 志田さんによると、蒲田駅周辺には100店舗近くのラーメン店が並ぶ激戦区。志田家の道路を挟んだ向かい側には、フランチャイズの家系ラーメン店がある。ご飯食べ放題や替え玉10円などのサービスにどう対抗するか。採算度外視で、ランチタイムのライス無料提供を始めて3年余。サービス導入で月々にかかる実際の米代に加え、本来頼むはずだったラーメンやトッピングの注文が抑制されたと分析。「年間にすると、100万円くらい損失している」と嘆く。 志田家 ラーメンの味で勝負したいと思い、ランチの無料提供を見直したいと思ったこともある。他店に客が流れてしまうのではとの不安も募り、蒲田の店で営業する間は当面、現状のままにする予定だ。 「ライスは家系を楽しむ要素の一つだが、必須条件ではない。味さえ良ければ、客は必ず付いてくる」(志田さん) 志田家 消費者ニーズ、売り上げ増、他店との競合……。様々な理由が挙がったライス提供サービスの導入。家系ラーメンにとってのライスの立ち位置は、各店舗で考え方にはっきりとした開きがあった。  一方、取材に応じた3店舗では「(ライスの)食べ残しが一切ない」のが共通だった。もしやライス提供は、消費者の食事マナーを徹底させるのに効果的なのかもしれない。そう信じたくなる嬉しい誤算だった。<取材・文・撮影/カイロ連>
新聞記者兼ライター。スター・ウォーズのキャラクターと、冬の必需品「ホッカイロ」をこよなく愛すことから命名。「今」話題になっていることを自分なりに深掘りします。裁判、LGBTや在日コリアンといったマイノリティ、貧困問題などに関心あります。Twitter:@hokkairo_ren
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