恋愛・結婚

男に尽しすぎる女の意外な盲点。銀座ママが語る

桐島とうか

女性に甘えた経験は体に染みつく

 そして2年後、彼女の方から、 「最初はしっかりした人だと思って付き合ったのに、今では全部人任せで、だらしなくて、魅力を感じなくなった」  と言って振られてしまったそうです。  その頃にはもう、Aさんは彼女に完全に依存していました。別れた後は、自分の家なのに必要なものがどこにあるかわからず、忘れ物も増えて、毎日の生活自体が億劫に感じるように。  お店に来られるときも、パリッとしていたワイシャツにしわが目立ち、見た目も同じ人だとは思えないほどに変わってしまいました。その後、「好きになった女性には次々に振られてしまった」と話しておりました。出したら出しっぱなし、ごみも捨てない、まるで子供のような男性になってしまったからでしょう。  そして、精神面でもAさんはすぐに弱音を吐くようになり、ちょっと失敗をしただけで極端に落ち込んでしまうようになってしまったのです。  母性のある、尽してくれる女性が全員悪いというわけではないのです。ではどうしたらダメな男を作らずに一緒にいる男性を輝かせられるのか。大切なことは「男性にも頼る」ということだと思います。  人は誰かに頼られるとモチベーションが上がり、やる気が出るのです。もし、今これを読んでいる貴方が「彼女が頑張ってくれるし、何でもやってくれるから、俺は何もしなくていいや」と思っているのであれば、彼女との付き合い方を変えるべきかもしれません。ダメになってしまうのは何でもやってもらっていて、頼ってもらえていない貴方のほうなのですから。 <文/桐島とうか>
’92年生まれ。’15年に学習院大学経済学部卒業。学生時代に起業して失敗し、水商売の道に進む。銀座にあるクラブ「Monterey」でママを務め、お店に来ている顧客数は2500人、個人の月間売り上げは1000万を越える。習い事はフラメンコ、ゴルフ、料理。趣味は仮想通貨投資、競馬、着物など
1
2
【関連キーワードから記事を探す】