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銀座のママが見た「50代でダメになる男」の特徴

―[50代になる憂鬱]―
 早期退職者募集が6年ぶりに1万人を超えるなど、過酷さを増す50代。会社からはお荷物扱いされ、妻からは熟年離婚を切り出され……そんな「50代の試練」に直面する先輩たちから、“憂鬱な50代”にならないための生き方を学び取る! 会社員人生の終活

銀座のママが見た「50代でダメになる男」の特徴

 それまで順風満帆な人生を歩んでいても、50代を境に転落してしまう。  そんな男の岐路に立ち会ってきたのが、水商売の世界の女性たち。24歳で銀座最年少ママとなった桐島とうかさんは、50代で転落する男と生き残る男の違いを語る。
50代になる憂鬱

桐島とうかさん

「まず表情ですね。やっぱり暗い表情、眼差しで他人を見透かそうとしているような方は、次第に銀座でもお顔を見なくなります。相手の言葉に否定から入り、そのくせ自分の常識を疑わない。尊大なのに、どこか自信がなくて、自分が好きと素直に言えない。逆に、自分が好きで生き生きしている方は、表情も明るく、誰に対してもフラットで場が華やぐんです」  飲みの場が華やぐということは、職場も華やぐということ。 「例えば、ガラケーをスマホに替えていないことを部下にツッコまれて腹を立て、場を白けさせるような方は、50代からあまり出世されません。部下に教えてもらうのが恥ずかしい、意見を聞くのが恥ずかしいと思っている方は、今の時代は、すぐに骨董品になります。  一方、若い人と対等に接し、その人の輝ける場が別にあるなら、転職すら手伝ってあげられるような上司。こうした方は、自然と社内外から慕われ、ご自分が望まれなくても出世されます」  50代以降の会社員人生を支えてくれるのは、最前線の若者たち。酒席だからこそ露わになる人間性で、見限られないように。 【桐島とうかさん】 学習院大学卒。学生起業に失敗後、銀座老舗クラブなどを経て、’16年に24歳でクラブ「モントレー」のママとなる。著書に『銀座最年少ママの売れ続ける力』(河出書房新社) <取材・文/週刊SPA!編集部>
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