「山崎」や「白州」が銀座から消えた!? 国産ウイスキー不足時代のお酒選びのコツ――銀座最年少ママ・桐島とうか
― 銀座の最年少ママ・桐島とうかの連載【漆黒革の手帖】―
こんばんは。桐島とうかです。本日はお店でのお酒選びについてお話します。
ちなみに、私の1番好きなお酒は「白州」のハイボールです。銀座では、お客様のキープボトルはウイスキーが主流なので、仕事柄ウイスキーを飲むことが多いです。いつの間にか、好きになったのかもしれません。
しかし、最近ついにわたしのお店のメニューからも、「白州12年」が消えてしまいました。
数年前、NHK連続ドラマ「マッサン」の影響でジャパニーズウイスキーの人気に火がついて仕入れ値が高騰し、銀座の多くのクラブで「山崎」「竹鶴」「白州」などの国産銘柄が1.5倍~2倍くらいの値上げをしました。それでもなお、特に接待でよくお店を使われるお客様は、「大事なお客さんが来た時に出して欲しい」と、国産銘柄の年代物をキープされておりました。
お連れの方も、
「こんな銘酒をキープされているなんて、さすが〇〇さん」
と、皆さん口にされますので、やはり美味しくて、品があるのでしょう。
しかし、昨年から続く原酒不足が原因で、国産銘柄の入荷はどんどん困難になっておりました。そして先述のとおり、私のお店でも「白州」の在庫がなくなってしまったのです。
最近は今まで白州12年や響17年をキープされていたお客様から
「次は何のお酒を入れたら、連れてくるお客様は喜んでくれるかな?」
「ママが次のキープボトルを選んでいいよ」
と、よく相談されるので、今回は私の答えを綴ろうかと重います。
接待などで、さまざまなお客様をお連れくださる方へ私がお勧めするのは、「マッカラン」です。飲みやすく、クセが少ないので、マッカランがあまり好きではないという方は少ないように思います。普段ウイスキーをあまり飲まない方でも、飲みやすいはずです。
また、同じような知名度で人気のお酒として、「バランタイン」や「ブラントン」もお勧めです。値上がりする前の山崎、白州などと並んでうちでは同じくらい人気ですし、以前とほとんど仕入れ値も変わっておりません。
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’92年生まれ。’15年に学習院大学経済学部卒業。学生時代に起業して失敗し、水商売の道に進む。銀座にあるクラブ「Monterey」でママを務め、お店に来ている顧客数は2500人、個人の月間売り上げは1000万を越える。習い事はフラメンコ、ゴルフ、料理。趣味は仮想通貨投資、競馬、着物など
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