相撲好き女子「スー女」が語る大相撲の魅力とは?
―[山田ゴメス]―
日刊SPA!読者の皆さまは、「スー女」ってヤツをご存じだろうか? 僕、ゴメス記者はお恥ずかしながら、つい1ヵ月ほど前まで真剣に「ラーメンから麻婆豆腐・天津飯・レバニラ炒め…ほかの中華料理まで、のべつまくなし酢をドバドバかけまくる女子=酢女」だとばかり思い込んでいた(いるでしょ? こーいう子ってw)。が、どうやら一般的に「スー女」とは、いわゆる「相撲好きな女性(=相撲女子)」ことを指すらしく、最近はその人口も激増しているのだそう。
彼女らはなぜ、あえてこうも相撲に、力士に惹かれるのか? ゴメス記者の周囲にも少なからず潜伏していた複数のスー女に、緊急取材を試みた!
スー女が今アツイ!―― 一週間ほど前の『めざましテレビ』(フジテレビ系)でも、そんな特集をやっていた。めざましテレビから得た情報を「最新のトレンド」だと断言してしまうのは、ライターとしては失格なのかもしれないが(笑)、モデルの市川紗椰・女優の山根千佳・AKB48の田名部生来……と、芸能界でも「スー女」を自認する女子は多いという。
僕自身がぶっちゃけ、相撲にはあまり関心がないので、これまでは話題にすら上らなかったのだけれど、よくよくほじくり出せば友人・仕事仲間など、身近な女性にも「じつは私、スー女なんですよ」と告白する子がけっこういた。さっそくお話を聞いてみると……次のような“萌えポイント”が!?
1.勝敗がわかりやすい
「たとえば野球とかラグビーって、ルールを知らない女子からすれば、どっちが勝ってるのかがわかりづらかったりするので、正直観ていても退屈なんですよ。でも相撲は倒されるか土俵の外に出されたら負け……と勝敗が一目瞭然だから、初心者でも“入門”しやすいんですよね」(22歳:スー女歴2年/フリーター)
なるほど! たしかに、野球やサッカーと幼少のころから当たり前のように触れてきている男子からすれば、それは盲点だ。となれば、やっぱ格闘技、そのなかでもレスリングやプロレスと比べれば勝敗がシンプルで、しかも瞬間で決まる相撲に女子人気が集まるのも無理はない。ボクシングやK-1系は血が苦手な女子にはキツイだろうし……?
2.日本の伝統的文化として興味がある
「日本の国技、伝統的行事に触れている厳粛な雰囲気が、なんとなくオシャレじゃないですか。スポーツ観戦っていうよりは歌舞伎を鑑賞している気分なのかも?」(27歳:スー女歴5年/商社)
この入口から来るスー女は「相撲の精神性」「技の種類」「力士の名前の由来」……と、どんどん“深み”へとハマっていくんだとか。亜流の「歴女」ってことか?
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大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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