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AmazonプライムにNHKが進出、良質なドキュメンタリーが充実

 いま、コロナウイルスの影響で外出しづらい状況のなか、自宅で黙々とテレワークに励んでいる人も多いかもしれない。鬱憤は溜まる一方である。そこで活用したいのが「動画オンデマンド」。
自宅

多くの企業でテレワークが推進され、自宅で仕事をしている人も多いはず。しかし、ストレスは溜まる一方だ…(※画像はイメージです。以下同)

 動画オンデマンドは、もはやテレビと同等かそれ以上の影響力を持つ映像コンテンツである。先月、日本の動画オンデマンド分野に大きな動きがあった。NHKがAmazon Prime Videoでの動画配信を開始したのだ。  NHKはそれまでもU-NEXTやGYAO!、そして自社プラットフォームで番組配信を行ってきた。しかしAmazon Prime Videoは、それらとは別格と表現してもいい巨大プラットフォーム。NHKの本格的な「対外進出」は、ここから始まったと表現しても過言ではないだろう。我々ユーザーにとっては、潤沢な予算を使ったNHKのドキュメンタリー番組をより手軽に視聴できるという意味でもある。

壮大なドキュメンタリー番組

 賛否両論あるNHKの受信料。「テレビを置いてあるだけでも受信料を取るのか」という議論は、今に始まったことではない。NHKを全く視聴していない世帯にも料金が発生する、というのは低所得者を圧迫する可能性もある。が、そのような仕組み故に「大金をかけなければならない海外ドキュメンタリー番組」がNHKには充実している。  2018年制作の『赤道直下40000キロ 光と影の物語』などは、その代表例のような作品だ。これは世界各国の「赤道直下の地域」に暮らす人々を取材するという内容で、さすがに民放局ではポンと制作できないようなものでもある。しかも民放の番組制作者は常に視聴率を考慮しなければならない。視聴率の低い番組に資金を投じるスポンサーは存在しない。そのような縛りがNHKにはない分、壮大なスケールのドキュメンタリー番組を企画できるというわけだ。

チャンネル毎の月額課金

amazon

画像は、Amazonのホームページより

 では、Amazon Prime VideoでNHKを視聴するには具体的にどのような手順を踏んだらいいか。まず始めに、視聴者はAmazonの有料特典であるAmazon Primeに入会する必要がある。料金は年4900円か月500円。これでAmazon Prime Videoも利用できるわけだが、NHKの番組視聴にはチャンネル毎の料金(月990円)も加算される。  このチャンネル毎の料金設定というのは、NHKだけが行っている措置というわけではない。たとえばドキュメンタリー専門チャンネルとして有名なヒストリーチャンネルも、Amazon Prime Video内で月330円の課金を実施している。  だが、NHKとヒストリーチャンネルとではひとつ大きな違いがある。NHKのほうが660円高い、という点ではない。ダウンロードができないという点だ。Amazon Prime Videoには、動画のダウンロード機能がある。これを使えばオフライン下でもその動画を視聴できるのだが、NHKはこの機能を導入していない。従って、Amazon Prime Video×NHKの動画はオンライン環境でなければ楽しめないという欠点がある。
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NHKの番組数に圧倒される
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