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「浜ちゃんなんかあった?」とネット上が騒然。『水曜日のダウンタウン』の名企画

 3月25日に放送された『水曜日のダウンタウン』(TBS系)が話題を呼んだ。冒頭に“この番組は2月8日に収録したものです”とのテロップが流れ、お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功が全く映らない異常な編集が施されて放送されたのだ。  実はこの編集、“『この番組は○月○日に収録したものです』のテロップを冒頭に出して浜田をひたすらカットしてOAしたら何かあったと思う説”の検証のための仕様。番組の終盤で種明かしがされると、“マジで何かあったと思った…”“なんかの説を検証してると思った”“浜ちゃんカットされてるの気づかなかった(笑)”といったニュアンスの感想が飛び交い、ネットが騒然となった。
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画像は公式ホームページより

 今回に限らず、『水曜日のダウンタウン』は攻めた企画が多い。時折いきすぎた企画内容が批判の的となることもあるが、他番組にはない斬新な発想で視聴者を魅了している。今回は、これまでに放送された同番組の名企画を振り返る。

まさに生き字引…徳川慶喜、マッカーサー、ちょんまげを見たお年寄りを発見

 2015年7月15日に放送された「徳川慶喜を生で見たことある人まだギリこの世にいる説」は放送後、大きな反響があった。この企画は、江戸幕府最後の15代目将軍・徳川慶喜を生で見たことがあるという人を地道に探していくというもの。  番組スタッフは100歳以上の高齢者にあたるが調査は難航。しかし、ダグラス・マッカーサーが厚木に降り立った姿を鮮明に記憶している人や、自分の父が東京大学の講師であった夏目漱石に教わっていたという人を発見。さらに関東大震災で被災した時の話や“村に1人はチョンマゲの人がいた”とのエピソードも飛び出した。  これだけでもかなりの内容だが、なんと当初の目的である“徳川慶喜を生で見たことがある人”が見つかったのだ。1910年生まれで放送当時105歳の飯島のぶさんは、徳川慶喜を見たときの様子を語り、その後専門家による検証で飯島さんの話が事実であることが証明され、この企画は放送批評懇談会が優れた番組に送る「ギャラクシー賞」を受賞した。

出演ゲスト全員モノマネ芸人によるアテレコ! 視聴者を巻き込む驚愕企画

 2017年4月26日に放送された2時間スペシャルでも衝撃の企画が放送された。この日のゲストは松嶋尚美、天龍源一郎、アンガールズの田中卓志、YOU、ロッチのコカドケンタロウ、松野明美という顔ぶれ。いつも通り様々な説が検証されて番組が進行していく。  しかし番組の終盤で「テレビに出てる人の声 実はモノマネ芸人がアテレコしていても誰も気づかない説」を実験していたことが明かされ、冒頭から出演ゲストの音声がモノマネ芸人によるアテレコだったことが判明。  確かに、口調や声質が特徴的なゲストが多かったが、よもや全員モノマネ吹き替えだとは思っていない視聴者が多かったようで、放送後のSNS上では驚愕している様子が多く見られ、話題となった。

クロちゃん再ブレイクのきっかけ?“モンスターハウス”での挙動にドン引き

 近年の同番組は安田大サーカス・クロちゃんを起用した企画が話題になることが多い。大人気企画「モンスターハウス」は現在NETFLIXで配信中の『テラスハウス』のパロディ的側面がある企画。美男美女+クロちゃんという共同生活のなかで、クロちゃんはゲスい言動やセクハラを連発。一躍“嫌われキャラ”として話題になった。  また、同年12月26日に放送された回では東京都内の遊園地「としまえん」の檻にクロちゃんを収容し、一般公開するという企画も実施された。入場を無料にしていたこともあって、クロちゃんを一目見ようとした客が押し寄せ大騒動に発展してしまった。  さらに2019年にはクロちゃんをプロデューサーに迎え、アイドル候補生たちを育成・デビューさせるという企画「MONSTER IDOL」も話題を集めた。ここでもクロちゃんは私的な感情を持ち込み、ひいきやセクハラを繰り返した結果、視聴者投票でプロデューサー解任と罰が与えられることに。今や“名嫌われ役”としての地位は確たるもの、と言っても過言ではないだろう。
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おそらく二度とできない神企画
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