更新日:2023年05月24日 15:44
ライフ

写真だけで楽しめる「全国おもしろ駅舎」。巨大な土偶、河童づくし…

駅舎や構内、ホームまで河童づくし

田主丸駅

田主丸駅(2020年3月訪問)

 そして、3つ目に紹介するのは、JR久大本線の田主丸駅(たぬしまる。福岡県久留米市)。緑色の屋根を頭、黄色い屋根をくちばし、窓をクリクリの目に見立てた、とっても可愛らしい河童の駅舎だ。  一般的には妖怪として見られているが、地元では水を司る神様という扱い。地域には河童像が神社に奉納されていたり、道路に河童像が並ぶカッパロードなどいたるところで見ることができる。
ホームの河童像

ホームの河童像

ホーム側の駅舎も河童

ホーム側の駅舎も河童

 田主丸駅も入口や駅構内、ホームにも河童の像があり、記念撮影用のパネル、地元の子供たちが描いた河童の絵も飾られている。
河童の顔を模した『特製スパイスカレー』

河童の顔を模した『特製スパイスカレー』

 さらに併設されたカフェ『カパテリア』では、カッパの顔を象った『本格スパイスカレー』(税込み850円)、『カッパのマカロン』(同3個入り600円)など河童にちなんだ人気メニューもある。ホームの河童像を眺めながら食事やお茶が楽しめ、窓の縁には小さな河童の像が並べられて、見ているだけで気分がほっこりした。  ほかにも店内には河童グッズを販売するお土産スペースもあり、ここでしか手に入らないオリジナルグッズも。そんな田主丸駅は河童好きたちの間ではまさに聖地。地元の人気観光スポットでもあり、普段は週末になると車で訪れる家族連れやカップルも多いそうだ。  現在は新型コロナウイルスの感染拡大により訪れられる状況ではないが、「こんな駅もあるんだ」とこの記事で楽しんでもらえたら幸いだ。<TEXT/高島昌俊>
フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。
1
2
おすすめ記事