「彼女が俺に働けっていうんですよ。俺は家庭のことは全部やってきましたよ。彼女のサポートに徹しつつ、夢のためにゲーム修行を続けてきました。夏には大会もあるから、働くなんてありえない。それなのに、いきなり別れて、家を出ろって。ありえません」（斎藤さん） 　というわけで、すっかり交際する気をなくしたA子さん。現在、斎藤さんは途方に暮れ、A子さんに泣いて謝罪をしているとのことだ。 　六本木のキャバクラ店で働く美月さん（仮名・30代）が言う。 「銀座とか六本木で働いている女のコに仕事がなくなり、女のコのヒモ男たちが、続々とフラれています。家から追い出されるも、ヒモやってるくらいの甲斐性だから、泊めてくれる友達もいない。仕方なくネットカフェに泊まる連中もいました。 　ですが、4月10日に東京都からの要請を受けて、続々とネットカフェが営業を中止している。今まで女のコに寄生してぬるま湯、激甘生活をしてきたツケですよ」（美月さん） 　新型コロナウイルスは、人間のあらゆる面を洗いざらいにし、物事の真価を炙り出しているのかもしれない。＜取材・文／森原ドンタコス＞