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プロ野球「巨体なのに足が速い」選手たち。おかわり中村、アグー山川etc.

阪神・梅野にソフトバンク・甲斐……強肩捕手は韋駄天ぞろい

 野球専門誌やネットでのスポーツ記事を執筆する松本重樹氏にも話を聞いた。 「キャッチャーといえば、人気マンガ『ドカベン』の山田太郎に代表されるように鈍足でぽっちゃり体型の選手が就くポジションと思われがちですが、最近はレギュラークラスのキャッチャーでも俊足は多いんですよ。その代表格は阪神タイガースの梅野隆太郎。昨年は阪神の球団捕手最多盗塁記録となるシーズン14盗塁を記録するなど、とにかく塁間の加速度が盗塁王になれるレベル。それに、かなりの俊敏性がないと難しい三盗もたびたび成功させており、1番・梅野もありなのではと思うほど。
 “甲斐キャノン”で一世を風靡したソフトバンクホークスの正捕手・甲斐拓也も走力が高い。そもそも甲斐のスローイングは足腰のステップの速さがあってこそ。本気で盗塁技術も磨けば、20盗塁くらいはできると思いますね」

清宮幸太郎は俊足になれば一気にブレイク?

 最後に、松本氏は期待の“ぽっちゃりスピードスター”を挙げてくれた。 「先日、プロ初盗塁を記録した日本ハムの主砲候補・清宮幸太郎です。栗山監督が『50盗塁くらい目指さないと』と苦言を呈したように、体にキレをつけるためにスピードアップ系のトレーニングをしてほしい。そうすれば、打撃での反応もよくなり、一気にブレークすると思いますよ。清宮がいずれホームラン王になれるかどうかは、今年の盗塁数次第と言っていいほど(笑)」  巨漢打者の豪快なホームランに狂喜乱舞するのもよいが、彼らの意外すぎる“スピード感のある動き”に注目しながら試合観戦してみるのも面白いはずだ。<取材・文/木田トウセイ>
テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。
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