冷凍食品なのになぜうまい? キンレイ鍋焼きうどんの開発秘話を聞きにいく
前回の記事「鍋焼うどんのキンレイが出した冷凍ラーメン。245円で自宅がラーメン屋に」で、キンレイの冷凍ラーメンの実力を紹介した。同時に、鍋焼うどんなども食べてみたい、高いクオリティを出せる理由を知りたいとも感じた。すると、チャンスはすぐにやってきた。東京で試食会も兼ねた新商品発表会を開催するというのだ。商品の開発舞台裏についても語られるという。なぜ、キンレイの冷凍食品はうまいのか。その秘密をレポートする。
【出汁】軟水で2時間コトコト。麺は1時間練り上げた自家製麺
試食で運ばれてきたのは8月24日に発売された「寄せ鍋」。冒頭の1枚だ。
ラーメンの調理のときと同じく、試食品が運ばれてくる前から会場内には和風出汁の香りが漂っていた。そして、試食の寄せ鍋が目の前に。改めて立ち上がる湯気に鼻を近づけると、和風出汁の香りはさらに増し、食欲が高まる。
早速、レンゲで出汁をすくって飲んでみると、めちゃめちゃうまい! ゆずの香りもかなり効いている。ふだん調理をしている人であれば分かると思うが、自宅にある化学調味料で作った出汁ではなく、専門店の本物の出汁の風味を感じた。
説明によると、出汁の材料は、かつお節、あご節、昆布など(スライド参照)。あご節を加えたことで、コクが出るという。実際、出汁の深みを感じていたので、納得。材料は大きな釜に投入され、昆布のうまみをより引き出す軟水でじっくりと雑味が出ないよう、一定温度で約2時間加熱。アクは人の手でていねいに取り除いているそうだ。
ゲストの2人も出汁を称賛。冷凍生活アドバイザーの西川剛史氏は、「鍋でしっかりと出汁をとっているからおいしい」と言い、冷凍食品ジャーナリストの山本純子氏も「出汁がおいし過ぎて、私は追い飯をしてしまう(笑)」とコメントした。
【具材】野菜の量は1日の推奨摂取量の約3分の1
具材は写真のとおり8種類。白菜がややクタクタな感がしたが、つくね、鶏肉、海老、がんもはどれも味がしっかりとしていて濃厚、ビールや日本酒のあてになるとも感じた。海老が殻付きなのも嬉しい。しめじは口の中に入れると、上品な香りが広がった。なお野菜の量は調理前の生の状態で、国が推奨する1日の摂取量350グラム以上の約3分の1に相当している。
【麺】麺がのびないのはなぜ?
うどんもラーメンと同じくコシがあり、おいしかった。材料は国産小麦100%で、商品にあわせ小麦の配合や条件を調整し、約1時間かけて自社で練り上げ、製麺。底に出汁、その上にうどん、さらにその上に具材を配置したキンレイならではの二段凍結三層構造のため、調理(解凍)時に麺がのびない。
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