ゲーム&ウオッチ版スーパーマリオに予約が殺到。復刻ゲームの可能性
―[絶対夢中★ゲーム&アプリ週報]―
ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ
任天堂/11月13日発売/4980円(+税)
PS5の発売日である11月12日の翌日には、余韻も冷めやらぬまま、任天堂から話題の「ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ」が発売されます。『スーパーマリオブラザーズ』35周年を記念し、カラー液晶が採用され、ファミコンの『スーパーマリオブラザーズ』と『2』を収録!
来年2021年3月までの期間限定生産ということもあって、この情報が発表されるやSNSでは「これは買わなくてはいけない」「めちゃめちゃ懐かしい、欲しい!」との声が上がりました。公式ショップや家電量販店のサイトには予約が殺到。転売のターゲットとなり、10月末現在、アマゾンのマーケットプレイスではおよそ1.5倍近くのプレミア価格がついています。
ゲーム&ウオッチといえば80年代初頭に一世を風靡した任天堂初の携帯ゲーム機シリーズ。第1作の『ボール』が1980年に発売され、1981年には「ワイドスクリーン」で『パラシュート』『オクトパス』『ポパイ』がリリースされ社会現象化しました。1982年の『オイルパニック』に始まる2画面バージョンの「マルチスクリーン」は、ニンテンドーDSのルーツといわれています。
ゲーム&ウオッチのアイデアは、ゲームボーイの生みの親としても有名な横井軍平さんが、電卓で遊ぶサラリーマンを見かけたのがきっかけだとか。時計機能は大人が「ゲーム機を買うのではない」という言い訳のために付けられたという側面もあったようです。
任天堂公式サイトに掲載されている「社長が訊く『ゲーム&ウオッチ』」のインタビューによると、売上は世界合計4340万個(国内1287万個、海外3053万個)。当時、私も誕生日プレゼントに買ってもらい、家族旅行中にひたすら遊び続け両親に怒られたのを覚えています(笑)。
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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