ゲーム&ウオッチ版スーパーマリオに予約が殺到。復刻ゲームの可能性
気になる今回の「ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ」ですが、往年のゲーム&ウオッチとの大きな違いは、2.36インチのフルカラー液晶が採用されている点。ゲームウォッチなのに真っ黒のキャラではなく、カラーでマリオが滑らかに動いているのは、ちょっとしたカルチャーショックがありますね。
収録タイトルはファミコンの『スーパーマリオブラザーズ』とディスクシステムの『2』、そして初代ゲーム&ウオッチの『ボール』の主人公がマリオになったバージョンの3タイトル。
「ウオッチ」ならではの時計機能も『スーパーマリオ』がモチーフになっていて、条件によって背景が変わり、35種類のちょっとしたイベントが起こります。電池はリチウムイオンバッテリーで、USB Type-Cからの給電方式。満充電で約8時間のプレイが可能です。懐かしのボタン電池ではありません(笑)。価格は4980円(+税)。ちなみに初代ゲーム&ウオッチの『ボール』は5800円でした。
これだけ反響が大きかったことを踏まえると、今回だけでなく今後もゲーム&ウオッチの復刻が続く可能性は十分にあります。たとえば『ゼルダの伝説』は来年で35周年。実は1989年に海外のみで『ゼルダの伝説』シリーズをモチーフにしたゲーム&ウオッチ『ZELDA』が発売されていた実績もあり、「ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説」の実現性は大でしょう。
通信機能を搭載し、ファミコンの『アイスクライマー』や『バルーンファイト』で2人協力プレイできるゲーム&ウオッチも面白そうですね。また、今回は『ボール』のキャラ替えでしたが、当時のような真っ黒キャラのゲーム&ウオッチの新作がセットになれば、ますますファン受けすること間違いなし。21世紀版のゲーム&ウオッチが今後シリーズ化され、任天堂の年末商戦の隠れた目玉になるかもしれません。
―[絶対夢中★ゲーム&アプリ週報]―
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も 1
2
この連載の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
ゲーム&ウオッチ版スーパーマリオに予約が殺到。復刻ゲームの可能性
ラジコン版『マリオカート』でさらに「玩具+ゲーム」路線へ進む任天堂
レゴブロック×スーパーマリオのコラボは新しい遊びを創造するか?
夏の注目二大タイトルがまさかの同日激突! SNSで話題をさらうのはどっち?
自宅待機でヒマならコレ!1000円以内で遊べる良作Nintendo Switchダウンロードゲーム5選
『ドラクエIII』復活で再注目、80年代「懐かしのファミコンRPG」を振り返る。初代ドラクエの“データ容量”は64KB…
「何百本やったのかわからない」レトロゲームが好きすぎる女性YouTuberが“特に勧める”3作品
名作『オホーツクに消ゆ』のリメイクが話題。復活してほしい“昭和のアドベンチャー”4選
もう一度遊びたくなる?ファミコン時代のタレントゲーム5選。酒井法子、ビートたけしetc.
亀仙人がパンティではなく“サンドウィッチ”を要求?ファミコンより売れた「海外版ファミコン」とは
この記者は、他にもこんな記事を書いています