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月収3万円でも辞めない地下アイドル。『ごめんね』と音信不通になったメンバーも

 コロナ禍や構造不況、はたまた自堕落な生活など……その業界の平均から落ち込んだ収入での生活に甘んじている人がいる。その理由は? そこから抜け出す術はあるのか? 沼に足を取られてもがき続けている当事者たちが給与明細とともに今の心境を語る。今回はコロナ禍が直撃で、人生と仕事が大きく変わった地下アイドル・伊藤ニナさんを直撃!
伊藤ニナ

アイドルグループ「lunatic(仮)」のメンバー伊藤ニナさん(23歳)

メンバーが5人→3人に減。数人の観客の前で歌う日々

 アイドルたちは、新型コロナウイルス蔓延の影響をモロに受けた業種のひとつ。昨年春から都内で活動する3人組アイドルグループ「lunatic(仮)」のメンバー伊藤ニナさん(23歳)は“被災者”だ。 「舞台役者志望から転向してアイドルを目指し、ようやく2020年3月にグループのお披露目のプレデビューライブを行いました。それを皮切りにライブを重ね、本格的に活動しようと意気込んでいたが、コロナで2~3か月何もできない状態に。  SNSを使った配信などはしましたが、ライブをしていないので知名度がなく、視聴者もほぼゼロ。元は5人組でしたが、先行きが見えない不安からか、『ごめんね』とだけ言い残して音信不通になったメンバーもいましたね」
[稼げない人]の給与明細

ライブは再開されたものの客同士は距離を保ち、発声もできない。人数制限もファンの少なさを際立たせる

チェキ、一枚500~1000円で販売

 主な収入源は、ライブ出演時のチェキ(ファンとのツーショット写真撮影)販売で、一枚500~1000円。平均月収12万円(編集部調べ)の地下アイドル業界で伊藤さんも最低限の収入を見込んでいたがそれもライブがあってこそ。 「ライブ自体の出演料はないので、チェキが一枚も撮れなかったら、その日の収入はゼロ、交通費は自腹なのでマイナスです。ライブが再開され、今は週に2回ほどほかのグループと入れ替わりでステージに立ちますが、私たち目当てのファンは数人。地下アイドルの中でも下っ端のさらに下ですね」
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