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キャバ嬢たちの年末年始。「プチ整形でひどい目にあいました」

―[キャバ嬢に訊け]―
 新型コロナウイルスの影響で、例年とはまるで違う年明けになった。帰省や旅行の予定もなく家にいたという人が多かったと思うが、夜の世界に生きるキャバクラ嬢達はどんな正月を過ごしたのだろうか? 今回は「キャバ嬢の2021年、正月の過ごし方」を聞いてみた。 キャバ嬢 まず、話を聞いたのは大阪のキャバクラに勤務する大学生のアミさん(仮名・21歳)。

「店に出勤するしかなかった」

「大阪市は1月11日まで午後9時までの時短営業を要請しているので、うちの店も時短で年末年始の営業をすることになったんです。大晦日は営業終了後に、店のキャスト同士で近くにある大阪天満宮に初詣に行ったのですが、参拝客もまばらで出店もほとんどありませんでした。電車の終夜運転が今年は中止になったので、参拝だけして終電で帰ってきました。  元旦は、家族と一緒に近所に住む祖父母の家に挨拶へ。去年のカウントダウンは友人と過ごしましたが、今年は学生同士で集まることは大学から自粛するよう言われているので家族でのんびりと過ごしました。1月2日からは店に出勤。三が日は毎年、帰省した若いお客さんが多いのですがさすがに今年はヒマでしたね……(笑)」  もっとも多かった意見は、「どこにも出かけられないので正月は出勤した」というものだった。外出自粛に加え時短営業で収入が減ったキャバ嬢達。正月休みを返上して慌ただしく過ごしたようだ。

プチ整形で大惨事

ますく 続いて、話を聞いたのは都内の熟女キャバクラに勤務するミズキさん(仮名・29歳)。多忙の中でも美容に手を抜かなかった結果、とんでもない正月を過ごすハメになったという。 「31日~3日まで正月休みになったので、ダウンタイムの少ないプチ整形をすることにしたんです。受けたのはレーザー治療とシワやたるみを改善するボトックス注射。ボトックスは当日からメイクができるのですが、レーザー治療は照射後に赤みが3日ほど続くんです。店の営業には間に合うと思っていたのですが、元旦に家でつい飲みすぎてしまったんですよね……。  翌朝、起きると赤みがさらにひどくなり顔がパンパンに。さすがにお酒は控えようと思っていたところ、店の黒服から連絡がきて『明日から営業することになったけど出勤できる?』と言われたんです! プチ整形でお金を遣ってしまったので出勤したかったのですが、さすがにこの顔じゃ接客できない。水をがぶ飲みして、顔を冷やしながらお風呂で汗だくになるまで浸かって浮腫みを沈めました」
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来年の正月こそは…
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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