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負けないで、おどるポンポコリン、いつまでも変わらぬ愛を…織田哲郎の知られざる覆面ボーカル時代

覆面ボーカルは気楽でいいけど、顔出しの「WHY」はしんどかった!

 そんな織田さんのために用意したお宝箱から出てきたレコードは3枚! それぞれ違うバンドのレコードですが、織田さんに関係していて、発売日がどれも1979年。この年、21歳になった織田哲郎さんが表舞台に登場します。
クリス松村

織田哲郎さんが表舞台に最初に登場したのは、1979年発売された、このレコードではないでしょうか?

 当時ユニットという言葉が、まだメジャーじゃなかった時代に、ユニットの先駆けとなった3人組バンド「WHY」でデビューします。  織田さんは、ボーカルと作曲及びアレンジ、北島健二さんがギターとアレンジ、長戸秀介さんが作詞。あくまでレコーディングにおけるプロデュースワークを最初から念頭に置いたユニットなんです。  ほかの2枚は、「MSマシーン」「スピニッヂ・パワー」というバンドのレコードで、織田さんは、覆面ボーカルとして活動されていました。 「覆面ボーカルで顔を出さないほうが気楽でよかったんですよ。『WHY』で顔出しをしたら、アイドル雑誌の取材で愛想をふりまいたり、テレビ番組『銀座NOW』に出演したり、デパートの屋上でサイン会も開いたけど、お客さんが1人も来なくてね(笑)」  覆面ボーカルのほうが気楽だったということもあり、織田さんは、作曲家、アレンジャー、プロデューサーとして、数々のミリオンセラーを手掛けていくことになったんでしょうね。
織田哲郎

1979年にリリースした織田哲郎さんの顔出しレコードと覆面レコード

 ところが、プロデューサーやアレンジャーになって次々とヒットを連発した途端、大変なことに! 話の続きは、番組で!  さて、スタジオライブは、織田哲郎さんがアコースティックギターで『いつまでも変わらぬ愛を』、ピアノ演奏で『CAFE BROKEN HEART』(2017年シングル)を披露。織田さんのいつまでも変わらぬ歌声を、お届けします!
クリス松村と織田哲郎

1月30日放送の番組をお楽しみに!

(※)T.レックス(ティー・レックス)。1967年、マーク・ボランがスティーヴ・トゥックと「ティラノザウルス・レックス」を結成。69年頃からエレキギターを導入。70年に「T.レックス」と改名し、翌年からはヒット曲を連発。英国でグラムロックをリードした。77年、ボランが交通事故で他界するが、死後もそのカリスマ性をもって世界中のファンを熱狂させている。日本では映画『20世紀少年』の主題歌になった「20 センチュリー・ボーイ」が知られている
タレント、音“楽”家(おんらくか)。 邦楽、洋楽問わず、音楽好きが高じて、番組出演にとどまらず、テレビやラジオの番組監修、構成、音楽解説なども手掛ける。TOKYO MX『ミュージック・モア』(毎月第1・第5土曜日午前11時30分放送)ではレギュラーMCを務める。
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