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SNS「クラブハウス」で目撃したドン引き素人たち。ラジオDJ気取りかよ

素人なのにラジオDJさながらの振る舞い

マイク 斉藤明日香さん(22歳・仮名)は、恋人がClubhouseをやっている姿を発見してしまい、別れを検討するほど冷めてしまったという。 「先日、女友達の家に遊びに行った時に、クラハの話になったんです。私はやったことがなかったのですが、興味はあったので『やってみて』とお願いしたんです。  芸能人の話が聞きたかったんですが誰もやってなかったんで。飲み仲間のルームを聞いていました。確か、合計50人は聞いていたかな。みんな、どれだけ酒飲んだとか、どれだけやらかしたとか語っていましたが、そんなに面白くはなかったですね(笑)」  イマイチ周りがハマる理由がわからなかった明日香さんだが、「友人なのにすぐ抜けるのも気まずい」ということで繋ぎっぱなしにしていたそうだ。すると――。 「素人のくせにラジオDJみたいに場を仕切っているちょっと痛い男性がいたんですよ。でもどっかで聞いたことある声だと思ってアイコンを見てみたら……彼氏だったんです」  嫌悪感を抱いたラジオDJ気取りの男は、なんと自分の彼氏だったのだ。 「最悪でした。友達も、私の彼氏とは気が付かず『コイツ痛くない?』と苦笑いしてましたもん。彼は終始、『ハイ! Aさん楽しい話をアリガト! 他に同じような経験者いない?』『そろそろBさんも話しましょうよ~』と仕切っていたんです」

勝手に自分のことを話されるのが嫌

 確かにドン引きかもしれないが、別れまで考えるほどでもない気がする。じつは、それにも理由がある。 「まず、彼氏は私の10歳上の32歳なんです。『なに若い人みたいなことしてんの?』って。あとは、私のことを勝手に話し出したのも嫌でした。デートの惚気をあんな大人数の前で話されるのも恥ずかしいし、今後喧嘩とかしたらクラハで話すんじゃないかと思うと気持ち悪いです。それを監視するのも面倒だし、この人とは価値観が違うんだろうなぁ、と思いましたね」  明日香さんは、Clubhouseに登録することはないだろうと言う。  今やClubhouseは知人同士がトークをするだけでなく、メディアの公開取材やインタビューが行われていたりもする。タレントで「仕事に繋がったからやったほうがいい!」とTwitterに書いている人も少なくない。  一方、「もうヤメた」というタレントの声も増えつつある。Googleトレンドで検索数の推移を調べてみると、1月末をピークに、ここ1か月間で下降線を辿っている。今後はどうなることやら……。<取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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