前回の秋冬シーズンではニットが好評でしたが、春夏もこれを継続。 　シルエットやデザインは人気のあった前回を踏襲していますが、素材にシルクを入れているのが特徴になっています。 　ツヤのあるシルクは扱いにくい素材で「洗えない」「風合いが変わってしまう」とナイーブですが、こちらはコットン混紡で手洗い可能。クリーニングに出す必要もありません。 　いかにもジル・サンダーらしいシンプルなデザインですが、シルク混の風合いが何よりポイント。上質な風合いは一枚でも差がつくことでしょう。 　また、肩まわりのカッティングに特徴があり、通常のニットと異なり、肩の切り替えをやや後ろにズラしているようです。 　継ぎ目がシルエットを邪魔することなく、「ややなで肩」風のリラックス感を出してくれるこのパターン。それ以外にも裾にスリットを入れ、お腹の膨らみを出さないデザインになっていたりと細かな部分まで丁寧に作り込んでいます。 　シルクコットンの上質なニットが5990円。春夏はスウェットばかりという人にもぜひ。