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黒木華の許せないこと「イライラしないと自分に言い聞かせています」

第44回日本アカデミー賞で3度目の最優秀助演女優賞を受賞した黒木華。繊細な演技力が着実に評価され、ドラマや映画で唯一無二の存在感を発揮している。4月5日スタートのドラマ『イチケイのカラス』では堅物なエリート裁判官役を演じるが、“人を裁く”という難しいテーマに彼女はどう向き合っているのか――。 黒木華

「イライラしない」と自分に言い聞かせています

 竹野内豊主演で4月5日から始まるドラマ『イチケイのカラス』に坂間千鶴役で出演する黒木華。竹野内演じる型破りでクセのある刑事裁判官・入間みちおとは正反対の堅物エリート裁判官を演じる。 「人が人を裁く、ということはとても難しいですが、どんなときでも気持ちで裁くことはあってはならないし、公平・公正であるべきだと思います。私自身は自分は自分、他人は他人だと思っているので、あまり相手に公正さは求めないですね。今はそうでも後で変わることもあるかもしれないし、そういうところはざっくりしています」  そう語る彼女だが、日常生活でどうしても許せないことに遭遇したら? 「人の和を乱すような行為にはムッとしたりもしますけど、最近は『イライラしない』って自分に言い聞かせています。せっかちで意外と顔に出やすかったりするので(笑)、ちょっと気をつけなきゃなと。でも、友達が音を立てたり肘をついたりして食べているのを見ると注意しちゃいますね」

気になっている芸人は?

 先日、かまいたちの番組『かまいガチ』のドラマ企画にサプライズ出演して話題になったが、大のお笑い好きとしても有名。気になっている芸人は? 「今、気になっているのは、コマンダンテさん、トットさん、モグライダーさん。あと芸人さんのラジオもよく聴いてます。パンサーの向井さんのラジオなど。関西で育ったので単純に『笑い』が身近ですし、人にもよりますけど、私は基本的に会話や言葉のやりとりを楽しみたいタイプなので」  コロナ禍でも人と人とのふれ合いの心を大切にしている彼女。まっすぐなその眼差しに惹かれます。
黒木華

楽しみにしている春の味覚は?「やっぱり春は山菜ですよね! フキノトウの天ぷらや、桜に関するもの。桜餅とか。そういう食べ物を想像するだけでワクワクしますよね」

【黒木華】 ’90年、大阪府生まれ。代表作にドラマ『天皇の料理番』『重版出来!』『みをつくし料理帖』『西郷どん』『凪のお暇』、映画『小さいおうち』『母と暮せば』『リップヴァンウィンクルの花嫁』『日々是好日』『浅田家!』など。ドラマ『イチケイのカラス』はフジテレビ系列にて4月5日(毎週月曜21時~、初回30分拡大)スタート。出演はほかに竹野内豊 撮影/中村和孝 スタイリスト/亘 つぐみ@TW ヘアメイク/新井克英(e.a.t…)取材・文/中村裕一 衣装協力/ジャンヴィト ロッシ ジャパン ジュエッテ ファーファーラフォーレ原宿店 ※週刊SPA!3月30日発売号より
株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter
週刊SPA!4/6号(3/30発売)

表紙の人/ 黒木 華

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