宝くじはパチンコ依存を救うのか?
―[負け犬の遠吠え]―
ギャンブル狂で無職。なのに、借金総額は500万円以上。
それでも働きたくない。働かずに得たカネで、借金を全部返したい……。
「マニラのカジノで破滅」したnoteが人気を博したTwitter上の有名人「犬」が、夢が終わった後も続いてしまう人生のなかで、力なく吠え続ける当連載は48回。
今回は、お友達とスクラッチくじで勝負をしたお話です。
転がり落ち続けるためにもエネルギーが必要
言わずと知れた公然の秘密だが、日刊SPA!は人生の下り坂にいる人間に
「その転がり落ちるエネルギー、金に変えてみない?」
と声をかけて刹那の花火を上げさせる死神代行サイトだ。僕もちょうど一年位前に声をかけられて今に至る。
奈落という言葉があるが、こと人生、特に日本人に生まれてしまってはそれほどの底は見られない。特に底の底に行くにはある程度の気合いが必要であり、それを持たないほとんどのクズが中途半端な場所で吹き溜まる。インターネットの繁栄が著しい最近では、僕や、僕みたいな中途半端な者たちが「本物」に見つからないようにこういった小さなラッキーを手にするため、日々露悪的な自虐で両翼を飾り、電子の海を飛び回っている。
が、今言ったように転がり落ち続けるのにも大量のエネルギーが必要なわけで、「もうこれ以上ダメになること」に疲れてきてしまう。結局のところ僕も毎日パチンコ屋に行って一喜一憂するのに飽きてしまい、疲れてしまい、アルバイトを始め、金を返し始めている。
下り坂にも終わりはある。僕はもう止まってしまった。そしていつか借金を返済してまともな生活に戻る途中で再びパチンコや競馬にハマってしまうだろう。堕ちるのも中途半端な人間は跳べる高さも中途半端なのだ。
だがSPA!はこんなクズの事情を汲んではくれない。
「やっぱり日記ばっかじゃ厳しいんで、せめて二週間に一回くらいはギャンブルやってくださいよ」
原稿料が生活の血肉になってしまった後の話であった。貯金が無い人間は数万円の誤差で生活に支障をきたす。
「ギャンブルか……」
気持ちが乗っていない時に他人から強要されるギャンブルほど苦しいものはない。この時ばかりは普通の人たちみたいに「金が減るのになんでやるの?」と疑問を抱いてしまった。傷つくことから逃げ続けた人間の居場所はいつも棚の上だ。本当になんでギャンブルなんてしなきゃいけないんだろう。
金を借りたことを時々振り返る
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