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“仕事ができない”平社員が生き残る条件とは? 人事部の本音を担当者に聞いてみた

労働政策研究・研修機構の調査によれば、34%のサラリーマンは課長以上になれない。”出世&仕事”ができない男たちが生き残る術は何か。人事担当者の3人に実態を聞いた、建前では出てこない人事の本音とは? [仕事できない人]の生存戦略●斎藤文明さん(仮名・46歳)……住宅メーカーで人事課長に就いて4年目を迎える。現在の担当業務は労務管理だが、人事評価などに携わっていた時期も ●町田真紀さん(仮名・35歳)……ECサイトを運営するベンチャー企業の人事担当。平均年齢30歳という職場だが、育成担当の部署ではベテランが活躍している ●一木大介さん(仮名・42歳)……人材派遣サービスの人事を担当して3年目。社内外からクレームが多かったミドル社員を閑職部署へ異動させた経験あり

人事担当者が明かす、会社が必要なベテラン社員とは?

 さまざまな形で人生と折り合いをつける男たち。だが、人事から「仕事ができない」とレッテルを貼られては、会社に居場所をつくるのも難しい。そこで、現役人事担当者3人に「会社から必要とされるベテラン社員の条件」を聞いた。  大手住宅メーカーで人事課長を務める斎藤文明さんは、「職場の潤滑油になれるような存在」を挙げる。 「全体のバランスを見ながら、上司と若手の関係があまりうまくいっていないときにバランサーの役割を果たせると、チームとして機能しやすくなります。他人の発言に関して反論や否定から入り、ろくに話を聞かずに自分語りしかできないようなベテランでは厳しいですね」

育成担当ができるベテランはポイントが高い

 年功序列の文化が薄いベンチャー企業では「育成担当ができるベテラン」は評価されているという。ネット通販サイトを運営する企業の人事担当・町田真紀さんが話す。 「新しいサービスを扱うと、マニュアル通りにいかないことも多く、問題が起きたときの切り返し方や対応力は経験から得られるもの。そういうノウハウを引き継いでもらえる方はありがたい。また、若い社員は、つまずいたときにひどく落ち込んでしまったりするので、そこをサポートできるベテランはポイントが高いですね」  安定したメンタルで仕事に臨めるベテランは、社外からの評価を得られるケースもある。人材派遣会社に勤める一木大介さんが話す。 「ベテランになるほど顧客や取引先に対しての対応がおざなりになったり、相手によって忖度することも珍しくない。そのなかで誰に対しても、親身で丁寧な応対を心がける。すぐ内部の評価には繫がらなくても、その姿勢を続けていると、必ず存在感は増します」
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