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“仕事ができない”平社員が生き残る条件とは? 人事部の本音を担当者に聞いてみた

仕事ができない社員でも狙えるスペシャリスト

 ベテラン社員が見落としがちなポイントが「清潔感」だ。 「最近はスーツではなく、ビジネスカジュアルがOKの会社も増えているので、余計にだらしなさが目立つ。服のシワやシミ、寝ぐせのまま出社など、身だしなみも見られています。社内で印象が悪い人が、社外で信頼が得られるとは人事も思いませんから」(町田さん)  逆に、社内で再評価されるには、スキルに磨きをかけるといい。 「住宅メーカーであれば、宅地建物取引主任者や住宅ローンアドバイザーなどは持っていてほしい資格です。さらにファイナンシャルプランナーやインテリアコーディネーターといった資格があれば、よりお客さまから信頼を得られる。  そうすれば社内でも重宝され、評価も上がります。平社員で時間もあるという人は、改めて仕事に繫がる資格を取得してみてもいいかもしれません」(斎藤さん)

仕事への姿勢が再評価に繫がる

 また、仕事への姿勢が再評価に繫がることもある。 「ウチの会社は近年、高齢者施設などの新規事業にも取り組んでおり、そちらの部署に異動になるベテラン社員もいます。  そこで腐らず、介護系の資格を取得するなど、積極的に新部署の力になろうとする。こういう人は会社としても、当然評価します」(同)
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