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「洗濯機が入らない!」家電トラブルが急増。箱から出した時点で返品が効かない

せっかく買ったのに設置できない

洗濯機

話を聞いた会社員男性の洗濯機置き場。かなりギリギリの位置に蛇口が付いているため、蓋を上げるタイプの洗濯機も置けなかったとか

 今年4月、日本電機工業会が2020年の白物家電出荷額を発表した。冷蔵庫やエアコンなどの白物家電の出荷額は前年度比6.5%アップとなる2兆6140億円となり、24年ぶりの高水準を記録。  これは新型コロナウィルスの感染拡大による「巣ごもり需要」によるものだと考えられる。昨年の特別定額給付金支給も追い風となり、家電業界は不況のなか数字を伸ばした数少ない業界だ。しか販売台数の増加と共にトラブルも急増している。特に声が多かったのが洗濯機の買い替え、そして設置によるトラブルだ。  買った結果「家に入らなかった」や「設置できなかった」というトラブルが相次いでいるという。もちろん購入する側も、しっかり測って購入する人がほとんどだが、それでもここまでトラブルが起こってしまうのはなぜだろうか。

家電量販店で購入したのに…

 トラブルに見舞われた都内在住の30代会社員に話を聞いた。 「洗濯機の家に入らないトラブルは多いと聞いていたので、確実にトラブルが起こらないよう、ネットではなく家電量販店に買いに行きました。販売員の方に『今この洗濯機を使っているので、これと同じ大きさの物をください』と言って購入したんです。  数日後、家電の設置をする委託業者の方が家に洗濯機を持ってきたのですが、『この洗濯機はこの家に入れられません』と。  理由を聞くと、『ウチ(設置業者)の基準だと、蛇口から本体までの間は5センチ以上なかったら危険だから請け負えないと決まりがあるんです。もし、入れる際に蛇口が引っ掛かって水道管が壊れた場合、壁の中に水が溜まってしまって大変なことになってしまいます。だからうちでは請け負えないんです』とのことで、一回その洗濯機を持ち帰ってもらうことにしました」  その後、男性は家電量販店と再度話し合うことになり、「前は入れてもらえたのに次は入らないなんておかしい」とクレームを入れたところ、「そういったことは委託した施工業者によっても変わる」との説明を受けたという。設置業者によって基準が統一されていないことが、非常にやっかいな話を引き起こしてもいるようだ。
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