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「M字」を見極めて月利100万円超。億りFXトレーダーの稼ぎ方

長く同じテクニカルを使い続けることが重要

 そんなカバーディーラー時代の先輩に倣って、まったく同じSMAを利用し続けているというnori氏。実は、長く同じテクニカルを使い続けることが、相場で生き残るうえで重要だとか。 「70SMAや100SMAなど、期間を変えてサポートやレジスタンスとして“効く”SMAを探すトレーダーが多いと思いますが、毎回サポ&レジとして機能するSMAなんて存在しません。だから、同じ設定のSMAを長く使い続けることのほうが重要。使い続ければ、SMAのクセがわかり、その後の値動きを予想しやすくなる」  一般的なSMAの使い方は、短期線が長期線を上抜くゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売るというものだが、nori氏の使い方は少々異質だ。

SMAを参考に注文を入れ「M理論」で利益確定

「20SMAがスプーンの形のように丸みを帯びて上向きかけたら、それに合わせて買いで入るんです。逆に伏せたスプーンのように弧を描いて垂れ始めたら売りでついていく。綺麗にトレンドが発生する場面では、このSMAに“乗っかる”ようにローソクが上げ続けたりするんです」
億超えFX神5人衆

トレンド発生局面の押し目や戻りでは短期SMAがうねる。nori氏は20SMAが“伏せたスプーン“の形状を描くタイミングを見計らって売りで入る。そのうえで、直前の2つの高値を結んだラインを基準に描かれる「M」字から利益確定のポイントを探す

億超えFX神5人衆 M字だったり、スプーン型だったりと少々感覚的……。ただ、実際のトレードを見せてもらうと、この理論が見事にハマることを知る。例えば、下落トレンドにあるユーロ/ドルでは、20SMAと40SMAが収束してゴールデンクロスしたにもかかわらず、20SMAの垂れ方を見て売りエントリー。直後から下げ始めて、利幅を伸ばすことに成功していた。  このようにSMAを利用してエントリーしたら、お次はnori氏がドハマりしているM理論。M字のチャートパターンから、利確ポイントを探すのだ。 「2つの山をつくって下げ始めたチャートなら、2つの山の高値を結ぶラインを引き、その平行チャネルを、1つ目の山の直前の押し目だったり、トレンド発生地点などの節目に合わせて引くんです。すると、その後のローソク足の到達点が見えてくる」  平行チャネルを引くコツは、中央を走るラインがM字の谷間や直近安値などの節目に重なるようにすることだという。感覚的な分、慣れが必要だが、M理論もSMAの使い方も、あらゆる局面で活用できる分析法だ。ここまで極めたらあなたも常勝ドMトレーダーになれる……かも!?
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資産1億円超えを達成
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