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モテ部屋の作り方をインテリアのプロに聞く。秘訣はボタニカル(植物)、アート、匂い

 コロナ禍でおうち時間が長くなったことで、おしゃれなインテリアや家具を揃えて家の空間を素敵に飾りたい、異性から絶賛されるモテ部屋に変身させたい……と考えを巡らせる人もいるのではないだろうか。  だが実際には何から始め、どのようにインテリアをコーディネートしていけばいいのか。見当もつかずに、なかなか一歩を踏み出せないインテリア初心者も多いはず。
セラシオ

昨年9月に創業した家具EC企業を売却し、現在は米国で急成長のテクノロジー企業「セラシオ社」日本法人で最高協業責任者を務める小澤良介さん

 フジテレビ系月9ドラマのインテリア監修やホテル、レストランなどの空間プロデュースを数多く手がけてきた小澤良介さん。もともと家具ECを手がける会社の創業者でもあり、インテリアや家具選びに関しては秀でた審美眼を持っている。  おしゃれで居心地の良い空間づくりのコツや、初心者が抑えておくべきインテリアコーディネートの考え方について、小澤さんに話を聞いた。

ボタニカル(植物)、アート、匂い。これだけで空間は格段に変わる

小澤良介 まず、直近のインテリアトレンドについて小澤さんは「ボタニカル(植物)はキーワードになっていて、インテリアを考える際には外せない」と話す。 「部屋の空間に、グリーンの植物を置くだけで雰囲気が変わります。家にいるライフスタイルが長くなってくると、どこかで癒しを求めたくなるわけですが、人間が本当に癒しを得られるのは、川や森などの自然からなんです。デジタルが普及した世の中でも、大自然に身を置くだけで気分が癒されるように、普段の生活に緑を取り入れることで、安らぎや癒しをもたらしてくれる。だからこそ、ボタニカルのインテリアが流行っているんです」

空間をバージョンアップさせる3つの要素

 また、ボタニカル含めて既存の空間をバージョンアップさせる3つの要素があるそうだ。
アートや植物

取材は小澤さんの自宅で行なったが、アートや植物が随所に置かれていた

「インテリアコーディネートというと、どうしてもインテリアや家具の方に目が行きがちですが、『ボタニカル』『アート』『匂い』の3つを意識するだけで、洗練されたおしゃれな空間になります。  人間の嗅覚や視覚が安定し、部屋で過ごすだけで平穏な気持ちになれたり、心に余裕が持てたりと、空間演出には欠かせない要素です。しかし、『どんな家具を配置しようか』という考えが先に立って、この3つの要素を忘れてしまっている人が多い。  もちろん、部屋の主役はテーブルやソファーなどの家具でいいのですが、より主役を引き立たせるためにはボタニカルやアートなどの脇役の存在が重要なんです。さらにJazzなどの音楽もバックサウンドとして部屋に流せば、よりムーディーな空間を演出できると思います」
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主役の家具は予算をかけるべき
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1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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