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モテ部屋の作り方をインテリアのプロに聞く。秘訣はボタニカル(植物)、アート、匂い

高級家具のショールームやSNSを参考に、作りたい空間をイメージする

小澤 インテリア初心者の中には、自分がどんな空間を作ればいいのか想像できない場合もある。そんなときは、手に届かないようなハイエンドの家具をショールームやお店まで見にいくとイメージしやすいそうだ。 「高級家具ブランドのショールームはインテリアセンスの宝庫。空間づくりや世界観の見せ方など作りたい部屋をイメージするのにとても参考になります。また、おしゃれなカフェやホテルなど、気になる空間は写真に残しておくと、いざ家具を購入する際に店員へ『こんな部屋を作りたい』と伝えられます。  また、リアルで実際に目で確かめなくても、SNSなどでもイケてる空間はいくらでも探せるので、自分の目指す空間のイメージを固めてから家具選びをしていくのが理想です」

モテ部屋作りの前に住環境を整えることが先決

 しかし何より、住む地域に馴染めていて、その地に溶け込めているかどうかが大切になってくるという。 「部屋単位でインテリアコーディネートや家具選びをするのではなく、ライフスタイルを送る住環境ありきで考えるといいと思います。日照りが入る部屋を選んだ方が、自然光が入って気分も明るくなりますし、居心地の良い空間が自然と作りやすくなる。  日々暮らす生活の中で、自分の部屋の空間を際立たせるためには、インテリアなどの視覚的要素だけでなく、住環境全体に目を向けて居心地の良さを追求していければ、ワンランク上の住まいづくりができるでしょう」  最後に、これからモテ部屋作りに励むインテリア初心者に向けてのメッセージを小澤さんに聞いた。 「仕事や団欒など、普段何気なく過ごす部屋はまさに、生活の起点となる重要な空間と言えます。自分の身の丈に合った家具をベースにインテリアを揃えるとともに、初めは少しでもいいので緑やアートを取り入れる。また、気分が落ち着くルームフレグランスを香らせてみる。さらに余裕があれば、アンティークとモダンなインテリアを混在させ、空間美を引き立たせるように工夫することで、いつもの空間が様変わりします。ぜひ、できることから始めてみてください」 <取材・文・撮影/古田島大介>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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